表紙裏
〈ポラポレプリリン神話　17〉―市川春子

泣くことが伝えるもの（『韓国ドラマ沼にハマってみたら』書評）　西森路代―6
楽しいことが出てこない（『国立大学教授のお仕事』書評まんが）　柘植文―8
「余所者」から見た日本社会論（『情報敗戦』自著解題）　中尾茂夫―10
住む人びとの姿ベオグラードの窓辺で（『ベオグラード日誌　増補版』書評）　瀬尾夏美―12
自己は、自分について物語ることをつうじて出現する。（『自己への物語論的接近』書評）　千野帽子―14
窮屈な「私」を緩める社会学（『社会は「私」をどうかたちづくるのか』書評）　筒井淳也―16
人にとって装いとは何かという根源的な問い（『子どものおしゃれにどう向き合う？』書評）　平芳裕子―18

特別掲載
サンドロット　兼島拓也―40

連載
〈些事にこだわり　25〉「大統領」というものが、時代や国籍を問わず、
どうも好きになれない　蓮實重?―2
〈世の中ラボ　180〉斎藤美奈子―20
〈徳田伸之介の日乗　2〉木内昇―24
〈怪談の真髄―ラフカディオ・ハーンを読みなおす　6〉
空っぽの部屋―忠五郎の話The Story of Chugoro　
春日武彦―32
〈ネにもつタイプ　279〉ハローワーク　岸本佐知子―38
〈読んで出会ったすごい人　15〉くじらが助けに来てくれる本
―シオドーラ・クローバー『内陸のくじら』（中尾ハジメ訳）　
斎藤真理子―47
〈対話という名の猫　10〉斎藤環―52
〈中江丑吉伝―ある時代傍観者の軌跡　16〉保阪正康―56
〈最果からお届けします。　109〉死が二人を別つ前　
最果タヒ―62
〈バロックの運命　1〉まず、芸術様式として　松浦寿輝―64

表紙絵　市川春子
表紙・本文デザイン　名久井直子