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ちくま新書

規制改革で何が変わるのか

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06730-2

Cコード

0233

整理番号

1024

2013/08/05

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

規制改革は「格差を拡大させる」という常識が日本に蔓延している。規制で守られているのは「弱者」であり、市場競争に晒せば弱肉強食の社会になってしまうというイメージがあるためだ。しかし規制は真に「弱者」を守っているのか。特定産業を保護することは、本当に公平なのか。本書は労働、農業、医療、介護・保育、教育、都市・住宅の争点を、肯定派/否定派の対立点から読み解いていく。そこから対立を超えた競争と成長のビジョンを示し、日本の未来を明晰に解き明かす。

目次

第1章 労働市場の規制改革―企業への規制は雇用を守るか
第2章 農業の規制改革―関税徹廃は日本農業を破壊するか
第3章 医療の規制改革―患者の利益をいかに尊重するか
第4章 介護・保育の規制改革―社会全体でどう担うか
第5章 教育の規制改革―市場競争は教育を阻害するか
第6章 都市・住宅の規制改革―土地の高度利用はどう進むか
第7章 規制改革を推進するために

著作者プロフィール

八代尚宏

( やしろ・なおひろ )

1946年大阪府生まれ。68年国際基督教大学教養学部、70年東京大学経済学部卒業。経済企画庁(現内閣府)、OECD事務局、上智大学国際関係研究所教授、日本経済研究センター理事長等を経て、国際基督教大学客員教授・昭和女子大学特命教授。安倍・福田内閣で経済財政諮問会議議員。メリーランド大学博士(経済学)、労働経済学・日本経済論専攻。著書に『現代日本の病理解明』(東洋経済新報社、1980年/日経・経済図書文化賞)、『日本的雇用慣行の経済学』(日本経済新聞社、1997年/石橋湛山賞)、『新自由主義の復権』(中公新書、2011年/2011年新書大賞2位)、『日本経済入門』(有斐閣、2013年)などがある。

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