家庭という学校

外山 滋比古

親は最高の教師である。子供が誰でももつ天才的能力をつなぎとめるには、親が家庭で上手に教育するしかない。誇りを持って、愛情をこめて子を導く教育術の真髄。

家庭という学校
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0237
  • 整理番号:1180
  • 刊行日: 2016/04/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:192
  • ISBN:978-4-480-06885-9
  • JANコード:9784480068859
外山 滋比古
外山 滋比古

トヤマ シゲヒコ

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923年、愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論を多数執筆している。2020年7月逝去。30年以上にわたり学生、ビジネスマンなど多くの読者の支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(以上、筑摩書房)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

この本の内容

人間はわが子の育て方が上手でない。本気になってこどもの能力をのばすことを考えないのだ。三歳過ぎまでのこどもは、ほとんどすべての子が天才的能力をもっている。まわりの大人がそう思わないで放っておくので、その能力をつなぎとめられない。ではどうすればいいのか。能力を引き出すために、親は何をすればよいのか。若いときの苦労は買ってでもさせる、人任せにせず親が自分で教える、経験こそが大事である、など子育てで心がけるべきことを提示し、家庭教育の復権を訴える。

この本の目次

1 能力を引き出す(家庭は学校
はじめは天才的 ほか)
2 苦労は買ってでもせよ(お母さんの声変わり
ハコ入り ほか)
3 親が自分で教える(よく学びよく遊べ
かけっこ ほか)
4 経験こそが大事(五銭のレントゲン
「みかんとらせて」 ほか)
5 子育てで難しいこと(朝飯前
叱る・ホメる ほか)

読者の感想

2016.4.22 たかさん

高学歴化する家庭。
非常勤化する先生。


家庭という「学校」の復権を考える
良書である。

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