ベンヤミン・コレクション 3 ─記憶への旅

ヴァルター・ベンヤミン 著 , 浅井 健二郎 編訳 , 久保 哲司 翻訳

過去/現在を思いだすこと――独自の歴史意識に貫かれた《想起》実践の各篇「一方通行路」「ドイツの人びと」「ベルリンの幼年時代」などを収録。

ベンヤミン・コレクション 3 ─記憶への旅
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,700円+税
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ヘ-3-3
  • 刊行日: 1997/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:688
  • ISBN:978-4-480-08329-6
  • JANコード:9784480083296
ヴァルター・ベンヤミン
ヴァルター・ベンヤミン

ベンヤミン,ヴァルター

1892(Berlin)〜1940年(PortBou)。20世紀ドイツの最も異彩を放つ思想家・批評家。きわめて緻密で繊細な文体をもつ卓越した文章家。青年運動の只中で思想形成期を迎え、ユダヤ神秘主義、観念論的弁証法、マルクス主義的歴史哲学等の影響を受ける。激動の時代状況とアクチュアルにまたラディカルに切り結びながら、同時に近代もしくはモデルネの原史(Urgeschichte)を見据え続けた。亡命行の途上でみずから命を絶った。

浅井 健二郎
浅井 健二郎

アサイ ケンジロウ

1945年生まれ。九州大学教授、東京大学名誉教授(ドイツ文学)。著書に『経験体の時間─カフカ・ベンヤミン・ベルリン』(高科書店)、訳書に『ベンヤミン・コレクション』(ちくま学芸文庫・既刊4冊)など。

この本の内容

いまだ批評ではないが、しかしその萠芽を孕んでいるなんらかのイメージ―ひとつの面影、ひとつの名、ひとつの瞬間、ある表情、ある匂い、ある手触り、歩行中のちょっとした閃き、記憶に蘇ってきた風景の、また忘却を免れた夢の断片、ある作品のほんの一行、映画の一シーン、成就されることがなかった希望など。現実と幻想のあいだに、経験と夢のはざまに、現在と過去の閾に漂っている想いの断片が思考の運動を開始させる。私的な記憶が歴史の記憶とせめぎあいつつ出会う場所へ、私たちをいざなうベンヤミンの新編・新訳のアンソロジー、第三集完結編。

この本の目次

アゲシラウス・サンタンデル
一方通行路
都市の肖像(ナポリ
モスクワ
ヴァイマル ほか)
ドイツの人びと
1900年頃のベルリンの幼年時代

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