日本文学史序説 (上)

加藤 周一

日本文学の特徴、その歴史的発展や固有の構造を浮き上がらせて、万葉の時代から源氏・今昔・能・狂言を経て、江戸時代の徂徠や俳諧まで。

日本文学史序説 (上)
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:カ-13-1
  • 刊行日: 1999/04/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:560
  • ISBN:4-480-08487-8
  • JANコード:9784480084873
加藤 周一
加藤 周一

カトウ シュウイチ

1919―2008年。東京生まれ。東京帝国大学医学部卒。早くからヨーロッパ文学や日本の古典文学を読む。戦後、多彩な執筆活動を展開。中村真一郎・福永武彦と『一九四六・文学的考察』『マチネ・ポエティク詩集』などを刊行。その他、『芸術論集』『羊の歌』(正・続)『夕陽妄語』『日本文学史序説』(上・下)『言葉と戦車を見すえて』など多くの著書があり、『加藤周一著作集』(全24巻)に集大成されている。つねに広い視野に立って、文明批評を展開。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学をはじめ、ドイツ、イギリス、アメリカ、スイス、イタリアの大学や、上智大学、立命館大学などで教鞭をとる。2004年、平和憲法擁護の「九条の会」の呼び掛け人となる。

この本の内容

日本人の心の奥底、固有の土着的世界観とはどのようなものか、それは、外部の思想的挑戦に対していかに反応し、そして変質していったのか。従来の狭い文学概念を離れ、小説や詩歌はもとより、思想・宗教・歴史・農民一揆の檄文にいたるまでを“文学”として視野に収め、壮大なスケールのもとに日本人の精神活動のダイナミズムをとらえた、卓抜な日本文化・思想史。いまや、英・仏・独・伊・韓・中・ルーマニアなどの各国語に翻訳され、日本研究のバイブルとなっている世界的名著。上巻は、古事記・万葉の時代から、今昔物語・能・狂言を経て、江戸期の徂徠や俳諧まで。

この本の目次

日本文学の特徴について
第1章 『万葉集』の時代
第2章 最初の転換期
第3章 『源氏物語』と『今昔物語』の時代
第4章 再び転換期
第5章 能と狂言の時代
第6章 第三の転換期
第7章 元禄文化

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