言葉と戦車を見すえて ─加藤周一が考えつづけてきたこと

加藤 周一 著 , 小森 陽一 編集 , 成田 龍一 編集

透徹した思考、強靭な思想

知の巨人・加藤周一が、日本と世界の情勢について、何を考え何を発言しつづけてきたのかが俯瞰できる論考群を一冊に集成。
【解説: 小森・成田 】

言葉と戦車を見すえて ─加藤周一が考えつづけてきたこと
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,400円+税
  • Cコード:0195
  • 整理番号:カ-13-3
  • 刊行日: 2009/08/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:978-4-480-09238-0
  • JANコード:9784480092380
加藤 周一
加藤 周一

カトウ シュウイチ

1919―2008年。東京生まれ。東京帝国大学医学部卒。早くからヨーロッパ文学や日本の古典文学を読む。戦後、多彩な執筆活動を展開。中村真一郎・福永武彦と『一九四六・文学的考察』『マチネ・ポエティク詩集』などを刊行。その他、『芸術論集』『羊の歌』(正・続)『夕陽妄語』『日本文学史序説』(上・下)『言葉と戦車を見すえて』など多くの著書があり、『加藤周一著作集』(全24巻)に集大成されている。つねに広い視野に立って、文明批評を展開。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学をはじめ、ドイツ、イギリス、アメリカ、スイス、イタリアの大学や、上智大学、立命館大学などで教鞭をとる。2004年、平和憲法擁護の「九条の会」の呼び掛け人となる。

成田 龍一
成田 龍一

ナリタ リュウイチ

1951年大阪府生まれ。 早稲田大学大学院修了。現在、日本女子大学教授。近現代日本史専攻。著書に『「故郷」という物語』『司馬Z太郎の幕末・明治』『歴史学のスタイル』『「大菩薩峠」論』『歴史学のポジショナリティ』『大正デモクラシー』『戦後思想家としての司馬遼太郎』などがある。

この本の内容

「プラハの春」を弾圧するためにソ連軍戦車がチェコの首都に侵入した1968年の事件についての鮮やかな論評「言葉と戦車」を中心に、1946年の「天皇制を論ず」から2005年の「60年前東京の夜」まで、著者が何を考えつづけてきたかを俯瞰できる27の論稿群を集成。たんなる学究の徒の貌ではなく、現実の政治と社会に対する透徹した思考と強靱な思想が屹立する。全篇発表時の初出より収録。

この本の目次

天皇制を論ず
逃避的文学を去れ
知識人の任務
日本文化の雑種性
雑種的日本文化の課題
天皇制と日本人の意識
西欧の知識人と日本の知識人
戦争と知識人
日本の新聞
安保条約と知識人
言葉と戦車
ベトナム 戦争と平和
わが思索わが風土
危機の言語学的解決について
軍国主義反対再び
遠くて近きもの・地獄
教科書検閲の病理
『加藤道夫全集1』読後
「過去の克服」覚書
再説九条
戦後五十年決議
原爆五十年
「心ならずも」心理について
サラエヴォと南京
また9条
60年前の夜

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