歴史・科学・現代 ─加藤周一対談集

加藤 周一

戦後日本の知のドキュメント

知の巨人が、丸山真男、湯川秀樹、サルトルをはじめとする各界の第一人者とともに、戦後日本の思想と文化を縦横に語り合う。
【解説: 鷲巣力 】

歴史・科学・現代 ─加藤周一対談集
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,100円+税
  • Cコード:0195
  • 整理番号:カ-13-4
  • 刊行日: 2010/07/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-09294-6
  • JANコード:9784480092946
加藤 周一
加藤 周一

カトウ シュウイチ

1919―2008年。東京生まれ。東京帝国大学医学部卒。早くからヨーロッパ文学や日本の古典文学を読む。戦後、多彩な執筆活動を展開。中村真一郎・福永武彦と『一九四六・文学的考察』『マチネ・ポエティク詩集』などを刊行。その他、『芸術論集』『羊の歌』(正・続)『夕陽妄語』『日本文学史序説』(上・下)『言葉と戦車を見すえて』など多くの著書があり、『加藤周一著作集』(全24巻)に集大成されている。つねに広い視野に立って、文明批評を展開。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学をはじめ、ドイツ、イギリス、アメリカ、スイス、イタリアの大学や、上智大学、立命館大学などで教鞭をとる。2004年、平和憲法擁護の「九条の会」の呼び掛け人となる。

この本の内容

加藤周一と、戦後を代表する知識人たちとの知的交友録。表向きの歴史と異なり、西洋文化にも中国の影響にもさらされることのなかった日本民衆の心の「古層」をさぐる丸山真男との対話。科学を極めた湯川秀樹とともに考察する、科学と芸術の間の根本的な差異と影響関係。食、建築、文学など多角的に日本文化に切り込みながら、知識人の役割へと迫るサルトルとの議論。さらには久野収、渡辺一夫、笠原芳光、白井浩司、西嶋定生など、各界の第一人者との対談8篇を収録。戦後の思想状況を活き活きと伝える知のドキュメント。

この本の目次

歴史意識と文化のパターン(丸山真男
加藤周一)
言に人あり―富永仲基に興味をもって(湯川秀樹
加藤周一)
戦後学問の思想(久野収
加藤周一)
科学と芸術(湯川秀樹
加藤周一)
諷刺文学とユートピヤ(渡辺一夫
加藤周一)
絶対主義と闘う相対主義(笠原芳光
加藤周一)
西欧と日本(J=P・サルトル
白井浩司
加藤周一)
東西文明の接触と相克(西嶋定生
加藤周一)
解説 対談集の愉悦―対談集を編むことと読むこと

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