ロラン・バルト 中国旅行ノート
幻の中国版『記号の国』
未発表の草稿、本邦初訳
一九七四年、毛沢東政権下の中国を訪れたバルトのノート。それは書かれなかった中国版「記号の国」への覚書だった。新草稿、本邦初訳。
【解説: 小林康夫 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,320円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:ハ-9-6
- 刊行日:
2011/03/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:304
- ISBN:978-4-480-09342-4
- JANコード:9784480093424
- 在庫 ×
1974年、ロラン・バルトは前衛的季刊誌『テル・ケル』のメンバーともに毛沢東政権下で文化大革命を推し進める中国を訪れる。北京、上海、南京、洛陽、西安をめぐる行程のすべてを彼は克明に記録し続けた。そこでは、書や料理、色彩や風景、訪問先での見聞が記される一方、エロティシズムや“襞”の欠如に嘆き、政治的な配慮に苛立ちながら、中国に「フランス」を照射しようとする。ついに書かれることのなかった中国版『記号の国』へのノートとして2009年に発表された新草稿、本邦初訳。
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