官能美術史 ─ヌードが語る名画の謎

池上 英洋

200点以上の名作で読む
西洋絵画の美の秘密

西洋美術に溢れるエロティックな裸体たち。そこにはどんな謎が秘められているのか? カラー多数! 200点の魅惑的な図版から読む珠玉の美術案内。

官能美術史 ─ヌードが語る名画の謎
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0170
  • 整理番号:イ-55-1
  • 刊行日: 2014/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-09651-7
  • JANコード:9784480096517
池上 英洋
池上 英洋

イケガミ ヒデヒロ

池上 英洋(いけがみ・ひでひろ):1967年、広島県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。現在、東京造形大学教授。専門はイタリアンルネサンスを中心とする西洋美術史、文化史。『レオナルド・ダ・ヴィンチ―生涯と芸術のすべて』(筑摩書房)で第4回フォスコ・マライーニ賞を受賞、2007年に開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」では日本側の監修者となった。『錬金術の歴史』(創元社)、『「失われた名画」の展覧会』(大和書房)、『西洋美術史入門』、『西洋美術史入門〈実践編〉』、『死と復活――「狂気の母」の図像から読むキリスト教』(筑摩書房)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(東京堂出版)など著書多数。

この本の内容

恥じらいながら、生まれたばかりの透明な素肌を露にする愛の女神ヴィーナス、恍惚としてひとり横たわるマグダラのマリア、近代をとりこにした東洋の女奴隷たちの妖艶な姿態―西洋美術の世界を彩る美しいヌードが大集結。性のモラルの厳しいキリスト教社会で裸体を描くことがどうして可能だったのか?その多くが神話や聖書を題材とするのはなぜか?ボッティチェッリ描くヴィーナスのお腹が膨らんでいるわけは?いくつかの鍵を用いて読み解くと、魅惑的な姿に秘められた謎があざやかに浮かびあがる。カラー多数。200点以上の図版とともに楽しくアートの世界へ誘う極上の美術案内。

この本の目次

第1章 ヴィーナス―官能の支配者
第2章 官能なる神話の世界
第3章 画家たちの愛
第4章 かけひき―キスから結婚まで
第5章 秘めごと―ポルノグラフィー、不倫と売春
第6章 さまざまな官能芸術―同性愛・愛の終わり・昇華された愛

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