私の文学漂流
夫婦作家、誕生の秘話
小説家への夢はいくら困窮しても、変わることはなかった。同志である妻と逆境を乗り越え、太宰賞受賞するまでの作家誕生秘話。
【解説: 稲葉真弓 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 660円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:よ-1-6
- 刊行日:
2009/02/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:256
- ISBN:978-4-480-42560-7
- JANコード:9784480425607
- 在庫 ×
「妻は、昼間、子供が寝ている間に小説を書き、私が勤めから帰ってくると、ただ一つしかない食卓を私に明け渡し、私は深夜まで書く」。傾倒する川端康成らの作品を筆写し、三島由紀夫等を訪問した大学文芸部時代。小説を書くという初志は、困窮しても、何度賞を逃しても消えることはなかった。同志である妻と逆境を乗り越え、太宰治賞を受賞するまでの作家誕生秘話。
読書から習作へ
大学文芸部時代
大学中退、結婚、放浪
同人雑誌と質店
贋金づくり
「文学者」の復刊
芥川賞候補
二通の白い封筒
睡眠五時間
小説を観る眼
会社勤め
危機
妻の受賞
『星への旅』と『戦艦武蔵』
太宰治賞
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