誘拐の知らせ

G.ガルシア=マルケス 著 , 旦 敬介 翻訳

ガルシア=マルケスが
見た、現実の世界

コロンビアで起こった連続誘拐事件。その背後では、麻薬密輸組織と政府との暗闘が繰り広げられていた! ノーベル賞作家がえぐる、社会の暗部。

誘拐の知らせ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:か-5-3
  • 刊行日: 2010/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:432
  • ISBN:978-4-480-42764-9
  • JANコード:9784480427649
G.ガルシア=マルケス
G.ガルシア=マルケス

ガルシア=マルケス,G

1928年、コロンビアに生まれる。ボゴタ大学中退後新聞記者となり、ヨーロッパ、ベネズエラなどでジャーナリストとして活動。そのかたわら小説を執筆し、1955年、処女短篇集『落葉』を出版。1967年発表の『百年の孤独』で世界的に評価される。1982年ノーベル文学賞受賞。主な作品に『族長の秋』『エレンディラ』などがある。

旦 敬介
旦 敬介

ダン ケイスケ

1959年、東京都出身。東京大学教養学科卒業。作家、翻訳家、明治大学国際日本学部教授。著書に『逃亡E』『ライティング・マシーン』、訳書にガルシア=マルケス『幸福な無名時代』『生きて、語り伝える』、ゴイティソーロ『戦いの後の光景』、ソル・フアナ『知への賛歌』などがある。

この本の内容

南米コロンビアで起こったある誘拐事件。やがて、事件は政府・マスコミの要人を狙って麻薬密輸組織が起こした、十件もの誘拐事件の一端であったことが判明する。連続誘拐事件を繋ぐ一本の糸とは?その背後で繰り広げられる、麻薬密輸組織と政府当局の凄惨な争いの結末は?ノーベル賞作家の著者が、綿密な取材をもとに現代コロンビア社会の暗部をえぐったノンフィクション。

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