とりつくしま

東 直子

あなたは何に
「とりつき」ますか

死んだ人に「とりつくしま係」が言う。モノになってこの世に戻れますよ。妻は夫のカップに弟子は先生の扇子になった。連作短篇集。
【解説: 大竹昭子 】

とりつくしま
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 定価:本体600円+税
  • Cコード:0193
  • 整理番号:ひ-19-1
  • 刊行日: 2011/05/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-42829-5
  • JANコード:9784480428295
東 直子
東 直子

ヒガシ ナオコ

1963年生まれ。歌人、小説家。1996年、「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞受賞。06年「長崎くんの指」(マガジンハウス)で小説家デビュー。以後、短歌作品のほかに、「とりつくしま」(筑摩書房/ちくま文庫)、「薬屋のタバサ」(新潮社)、「らいほうさんの場所」(文藝春秋)「私のミトンさん」(毎日新聞社)など小説作品を多数上梓。近刊は、高校生の女の子3人を描いた「トマト・ケチャップ・ス」(講談社)。

著者に関する情報

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この本の内容

死んだあなたに、「とりつくしま係」が問いかける。この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ、と。そうして母は息子のロージンバッグに、娘は母の補聴器に、夫は妻の日記になった…。すでに失われた人生が凝縮してフラッシュバックのように現れ、切なさと温かさと哀しみ、そして少しのおかしみが滲み出る、珠玉の短篇小説集。

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