現代語訳 文明論之概略

福澤 諭吉 著 , 齋藤 孝 翻訳

近代日本の最重要作

「文明」の本質と時代の課題を、鋭い知性で捉え、巧みな文体で説く。福澤諭吉の最高傑作にして近代日本を代表する重要著作が現代語でよみがえる。

現代語訳 文明論之概略
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 946円(税込)
  • Cコード:0112
  • 整理番号:ふ-44-1
  • 刊行日: 2013/02/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:978-4-480-43038-0
  • JANコード:9784480430380
福澤 諭吉
福澤 諭吉

フクザワ ユキチ

1835(天保5)年〜1901(明治34)年。著述家、教育者。「時事新報」発行人。近代日本最大の啓蒙思想家。慶應義塾の創設に力を尽くした。著書に『学問のすすめ』『文明論之概略』『西洋事情』『福翁自伝』など多数がある。

齋藤 孝
齋藤 孝

サイトウ タカシ

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。『声に出して読みたい日本語』(草思社)が話題を呼ぶ。『前向き力』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『仕事力』(ちくま文庫)、『13歳からの「学問のすすめ」』『新聞力』(ちくまプリマー新書)、『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』(ちくま新書)、『こども「シェイクスピア」』(筑摩書房)、翻訳書に『論語』『現代語訳 文明論之概略』など、著書多数。

著者に関する情報

小学生向け、一般人向けセミナー「齋藤メソッド」については、こちらへ。

この本の内容

維新から間もない激動の時代に書かれた『文明論之概略』は、「人類の目指すべき最大の目的」としての文明の姿を鮮やかに描くと同時に、当時の日本が置かれた状況を冷徹に認識して、「自国の独立」の重要性を痛切に説く。物事の本質を見抜き、時代を的確に捉える知性。巧みな例示とリズミカルな文体。福澤諭吉の最高傑作にして近代日本を代表する重要著作が、いま現代語でよみがえる。

この本の目次

第1章 まず、議論の基準を定めよ
第2章 なぜ西洋文明を目指すのか
第3章 文明の本質
第4章 一国の智徳
第5章 続・一国の智徳
第6章 智と徳の違い
第7章 智徳を行なうべき時代と場所
第8章 西洋文明の歴史
第9章 日本文明の歴史
第10章 自国の独立

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