辺界の輝き ─日本文化の深層をゆく
サンカとは? 遊行者とは?漂泊民が残した豊穣な文化
サンカ、家船、遊芸民、香具師など、差別されながら漂泊に生きた人々が残したものとは? 白熱する対論の中から、日本文化の深層が見えてくる。
- シリーズ:ちくま文庫
- 792円(税込)
- Cコード:0139
- 整理番号:い-79-1
- 刊行日:
2013/09/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:240
- ISBN:978-4-480-43097-7
- JANコード:9784480430977
- 在庫 ×
サンカ、家船、遊行者、遊芸民、香具師など、山や海に暮し、旅に生きた人々。彼ら漂泊民は、既存の歴史観では顧みられることはなかった。体制の枠外に置かれた、“マージナル・マン=周縁の民”が築いた日本文化の深層とは?さらには、法然、親鸞の思想、柳田民俗学が持つ意義とは?差別にさらされながらも、社会を基層で支えた人々への熱い思いと知的探究心にあふれた刺激的な対論が展開される。
第1章 漂泊民と日本史の地下伏流(二上・葛城・金剛の山脈と『風の王国』
周縁の人・辺境の人―マージナル・マン ほか)
第2章 「化外の民」「夷人雑類」「屠沽の下類」(柳田國男の問題発掘能力
「化外の民」と「夷人雑類」 ほか)
第3章 遊芸民の世界―聖と賎の二重構造(日本文化とマージナル・マンの系譜
武野紹鴎・千利休―茶道・竹・皮革 ほか)
第4章 海民の文化と水軍の歴史(瀬戸内海のマージナル・ライン
日本民族の源流と海民の系譜 ほか)
第5章 日本文化の深層を掘り起こす(「平地人を戦慄せしめよ…」
「わび」「さび」と底辺の文化 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可