隠された日本 博多・沖縄 わが引揚港からニライカナイへ

五木 寛之

アジアと日本の光と影…
戦争の記憶を歴史に刻む
「隠された日本」シリーズ完結!

玄洋社、そして引揚者の悲惨な歴史とは? アジアとの往還の地・博多と日本の原郷・沖縄。二つの土地を訪ね、作家自身の戦争体験を歴史に刻み込む。

隠された日本 博多・沖縄 わが引揚港からニライカナイへ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:い-79-8
  • 刊行日: 2014/08/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-43175-2
  • JANコード:9784480431752
五木 寛之
五木 寛之

イツキ ヒロユキ

932年福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。編集者、作詞家、ルポライター等を経て、66年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』(筑豊篇他)で吉川英治文学賞を受賞。2002年に菊池寛賞を、英語版『TARIKI』が2002年度ブック・オブ・ザ・イヤースピリチュアル部門を、04年には仏教伝道文化賞、09年にはNHK放送文化賞、10年『親鸞』が毎日出版文化賞を受賞。主な著書に『辺界の輝き』(沖浦和光氏との共著)、『仏教のこころ』『自力と他力』『サンカの民と被差別の世界』『隠された日本』シリーズ(以上、ちくま文庫)『戒厳令の夜』『大河の一滴』、『他力』等がある。

この本の内容

作家・五木寛之が、自分のなかに眠っていた歴史を呼び覚ます。自らが、かつて朝鮮半島から引揚げて帰ってきた博多の地で見たものとは?「不法妊娠」など引揚者の悲話。アジア主義の源流「玄洋社」を生んだ博多・福岡の文化・風土。さらに、第2部では太平洋戦争で県民15万人が犠牲になった沖縄を訪れる。歌い踊り、神と自然と人が一体化する沖縄。そこに見出した「日本の原郷」と未来への展望。

この本の目次

第1部 ここは“往還の地”である(半世紀ぶりに博多港の岸壁に立って
アジアの玄関口として
大陸へのロマンとアジア主義)
第2部 神と人と自然が共生する空間(私と沖縄との関係
風や樹木と共生して暮らす人びと
歌い踊り神と一体化)

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