ミシェル・フーコー講義集成12 自己と他者の統治 ─コレージュ・ド・フランス講義1982−1983年度

ミシェル・フーコー 著 , 阿部 崇 翻訳

政治における
パレーシアとは何か
フーコー哲学の
到達点を示す最晩年の講義

パレーシア(真実を語ること)概念について、政治との関係を分析し、哲学的・道徳的実践への変容をスリリングに跡付ける。フーコーの独創性が光る最晩年の講義。

ミシェル・フーコー講義集成12 自己と他者の統治 ─コレージュ・ド・フランス講義1982−1983年度
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 6,490円(税込)
  • Cコード:0310
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2010/04/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:528
  • ISBN:978-4-480-79052-1
  • JANコード:9784480790521
ミシェル・フーコー
ミシェル・フーコー

フーコー,ミシェル

1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。

阿部 崇
阿部 崇

アベ タカシ

1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程を単位所得退学。パリ第十大学で博士号(哲学)取得。専攻、フランス文学・現代思想。現在、青山学院大学教授。

この本の内容

政治におけるパレーシアとは何か―フーコー哲学の到達点を示す最晩年の講義。カント「啓蒙について」からパレーシア概念へ―稀有な哲学者が織りなす最晩年の思考の閃光。

この本の目次

方法についての注釈
カントのテクスト「啓蒙とは何か」の分析
刊行に関する条件:雑誌
キリスト教世界の啓蒙とユダヤ教世界のハスカーラーの出会い:良人の自由
哲学と現在性
フランス革命についての問い
批判の二通りの継承
未成年状態という観念:本来的な無能力でもなく、権利の専横的な剥奪でもない
未成年状態から抜け出ること、批判という営みを行うこと
三つの『批判』の影〔ほか〕

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