思想のアンソロジー
厖大な書物とむきあい思索を重ねてきた思想家吉本隆明。
その思索の全体を、アンソロジーに仮託した戦後最大の思想家の集大成。
思想家・吉本隆明は何を読み、どこに着眼し、どう考えてきたのか――膨大な書物とむきあい思索を重ねてきた著者が、その軌跡をアンソロジーに仮託する渾身の書。
- シリーズ:単行本
- 2,090円(税込)
- Cコード:0010
- 整理番号:
- 刊行日:
2007/01/25
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:288
- ISBN:978-4-480-84271-8
- JANコード:9784480842718
- 在庫 ×
厖大な書物とむきあい思索を重ねてきた思想家吉本隆明。その思索の全体を、アンソロジーに仮託した戦後最大の思想家の集大成。
大江匡房『傀儡子記』
〃『遊女記』
『おもろさうし』
片歌(『記』歌謡)
祝詞『六月晦大祓』『大殿祭』
千石イエス
藤田まこと
天草方言
藤原定家『毎月抄』
釈正徹『草根集』〔ほか〕
2007.4.11 愚悠
妄言多謝
・天草方言を採り上げられ「無意識のままに怒った表情をつくるまい」ということが吉本氏の思念の根底にあることに、頭を垂れるばかりです。
・ヘーゲル、マルクスとファーブル昆虫記を採用されなかったのは、訳文がしっくりしなかったからでしょうか。
2007.3.05 炊く
思想の土壌としての「日本」
著者の思考の土壌、同時に思考の対象としての「日本」。それへの執着の切実さと根深さに打たれる。触れられる文献の多様さ、そしてそれの読解の独自さと鋭利さがすごい。「思想」というのはこのようにしてうまれてくるのか。
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