帝国と立憲 ─日中戦争はなぜ防げなかったのか

坂野 潤治

日本の近代は、国内の民主化と対外侵略が矛盾なく進展した時代とみなされる。だがそれは本当か。日中戦争が回避できなかった真の理由を六〇年の歩みから考える。

帝国と立憲 ─日中戦争はなぜ防げなかったのか
  • シリーズ:単行本
  • 定価:本体1,700円+税
  • Cコード:0021
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2017/07/20
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-85809-2
  • JANコード:9784480858092
坂野 潤治
坂野 潤治

バンノ ジュンジ

1937年神奈川県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学社会科学研究所教授、千葉大学法経学部教授を経て、現在は東京大学名誉教授。専攻は、日本近代政治史。著書に『昭和史の決定的瞬間』『未完の明治維新』(以上、ちくま新書)、『近代日本の国家構想』(岩波現代文庫、吉野作造賞受賞)、『日本憲政史』(東京大学出版会、角川源義賞受賞)、『明治国家の終焉』(ちくま学芸文庫)、『近代日本の出発』(新人物文庫)、『自由と平等の昭和史』(講談社選書メチエ)、『近代日本政治史』(岩波書店)、『明治デモクラシー』(岩波新書)、『明治憲法体制の確立』(東京大学出版会)など多数。

この本の内容

日本の命運を決した「相克」の近代史。80年前の夏、この国が破滅への道を選ばざるをえなかったのはなぜか―近代日本が抱えた宿命的な「矛盾」に挑む。

この本の目次

1 「帝国」と「立憲」のはじまり―一八七四〜一八九五年(中国に勝って「小帝国」を―台湾出兵
立憲政体を求めて
壬午・甲申事変―「帝国」ふたたび
日清戦争―「帝国」の誕生と「立憲」の定着)
2 「帝国」と「立憲」の棲み分け―一八九五〜一九一七年(強兵と厭戦―日露戦争前の「帝国」と「立憲」
日露戦争から第一次世界大戦へ―「帝国」と「立憲」の攻防
大正政変からシーメンス事件へ―「帝国」の停滞と「立憲」の高揚
対華二十一カ条要求―内に立憲、外に帝国)
3 「帝国」と「立憲」の終焉―一九一八〜一九三七年(概観―二つの世界大戦の間に何が起きたのか
両大戦間の三つの画期)
「立憲」なき「帝国」の暴走

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