第一線の研究者・歴史学者たちによる、最新研究成果がわかりやすく読める大好評シリーズ!

ちくま新書 歴史講義シリーズ

CHIKUMA SHINSHO

考古学講義

北條 芳隆

科学的手法の進展により新発見の続く考古学。
その最先端をわかりやすく伝えるとともに、
通説をそのままなぞるような水準にとどまらない挑戦的な研究を紹介する。
ちくま新書1406/2019/05/07刊行/ISBN: 978-4-480-07227-6/352ページ/本体1,000円+税
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考古学講義

目次

    旧石器・縄文時代
  1. 旧石器文化からみた現生人類の交流杉原敏之
  2. 縄文時代に農耕はあったのか中山誠二
  3. 土偶とは何か瀬口眞司
  4. アイヌ文化と縄文文化に関係はあるか瀬川拓郎
  5. 弥生時代
  6. 弥生文化はいつ始まったのか宮地聡一郎
  7. 弥生時代の世界観設楽博己
  8. 青銅器の祭りとはなにか北島大輔
  9. 玉から弥生・古墳時代を考える谷澤亜里
  10. 鉄から弥生・古墳時代を考える村上恭通
  11. 古墳時代
  12. 鏡から古墳時代社会を考える辻田淳一郎
  13. 海をめぐる世界/船と港石村智
  14. 出雲と日本海交流池淵俊一
  15. 騎馬民族論のゆくえ諫早直人
  16. 前方後円墳はなぜ巨大化したのか北條芳隆

編・執筆者紹介

北條芳隆(ほうじょう・よしたか)【編者/はじめに・第14講】
一九六〇年長野県生まれ。東海大学文学部教授。岡山大学法文学部卒業。広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。著書『古墳の方位と太陽』(同成社)、『 古墳時代像を見なおす』(共著、青木書店)など。
杉原敏之(すぎはら・としゆき)【第1講】
一九六八年山口県生まれ。福岡県教育庁文化財保護課参事補佐兼企画・埋蔵文化財係長。明治大学文学部卒業。著書『遠の朝廷・大宰府 シリーズ「遺跡を学ぶ」』(新泉社)。論文「剝片尖頭器の構造と展開」(『安蒜政雄先生古稀記念論文集・旧石器時代の知恵と技術の考古学』雄山閣)、「九州の尖頭器石器群と狩猟集団」(『旧石器時代文化から縄文時代文化の潮流 ― 研究の視点』六一書房)。
中山誠二(なかやま・せいじ)【第2講】
一九五八年新潟県生まれ。南アルプス市ふるさと文化伝承館館長、帝京大学文化財研究所客員教授。中央大学文学部卒業。博士(文学・東海大学)。専門は植物考古学、著書『植物考古学と日本の農耕起源』(同成社)、『日韓における穀物農耕の起源』(編著、山梨県立博物館)など。
瀬口眞司(せぐち・しんじ)【第3講】
一九六八年生まれ。公益財団法人滋賀県文化財保護協会調査課課長補佐。奈良大学文学部文化財学科卒業。博士(文学・立命館大学)。専門は日本考古学。著書『縄文集落の考古学―西日本における定住集落の成立と展開』(昭和堂)、論文「西日本の縄文社会の特色とその背景」(『縄文時代―その枠組・文化・社会をどう捉えるか?』吉川弘文館)など。
瀬川拓郎(せがわ・たくろう)【第4講】
一九五八年生まれ。札幌大学教授。岡山大学法文学部卒業。博士(文学・総合研究大学院大学)。専門は考古学・アイヌ史。著書『アイヌと縄文』(ちくま新書)、『アイヌ学入門』『縄文の思想』(以上、講談社現代新書)、『アイヌの歴史』『アイヌの世界』(以上、講談社選書メチエ)など。
宮地聡一郎(みやじ・そういちろう)【第5講】
一九七二年徳島県生まれ。福岡県教育庁文化財保護課企画主査。国士舘大学文学部卒業。立命館大学大学院文学研究科博士前期課程修了。論文「刻目突帯文土器圏の成立」上・下(『考古学雑誌』第八八巻第一・二号)、「西日本縄文晩期土器文様保存論―九州地方の有文土器からの問題提起」(『考古学雑誌』第九九巻第二号)、「縄文から弥生へ―墓域構成の変化に見るイデオロギー転換」(『古文化談叢』第八〇集)など。
設楽博己(したら・ひろみ)【第6講】
一九五六年群馬県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。静岡大学人文学部卒業。筑波大学大学院歴史人類学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。著書『弥生文化形成論』(塙書房)、『縄文社会と弥生社会』(敬文舎)など。
北島大輔(きたじま・だいすけ)【第7講】
一九七二年生まれ。山口市教育委員会文化財保護課副主幹。明治大学大学院博士後期課程満期退学。専門は日本考古学(弥生〜古墳時代・中世)。著書『加茂岩倉遺跡』(共著、島根県教育委員会)、『吉野ヶ里銅鐸』(共著、佐賀県教育委員会)、論文「福田型銅鐸の型式学的研究」(『考古学研究』第五一巻第三号)など。
谷澤亜里(たにざわ・あり)【第8講】
一九八六年福岡県生まれ。九州大学総合研究博物館助教。九州大学文学部卒業。九州大学大学院比較社会文化学府修士課程修了。同博士課程単位取得退学。博士(比較社会文化・九州大学)。論文「弥生時代後期・終末期の勾玉からみた地域間関係とその変容」(『考古学研究』第六一巻第二号)、「古墳時代前期における玉類副葬の論理」(『考古学は科学か:田中良之先生追悼論文集』中国書店)。
村上恭通(むらかみ・やすゆき)【第9講】
一九六二年熊本県生まれ。愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター・センター長(教授)。熊本大学文学部卒業。広島大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。著書『倭人と鉄の考古学』(青木書店)、『古墳時代像を見なおす』(共著、青木書店)、『古代国家成立過程と鉄器生産』(青木書店)など。
辻田淳一郎(つじた・じゅんいちろう)【第10講】
一九七三年長崎県生まれ。九州大学大学院人文科学研究院准教授。九州大学文学部卒業。九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程単位修得退学。博士(比較社会文化)。著書『同型鏡と倭の五王の時代』(同成社)、『鏡と初期ヤマト政権』(すいれん舎)など。
石村智(いしむら・とも)【第11講】
一九七六年兵庫県生まれ。東京文化財研究所無形文化遺産部音声映像記録研究室室長。京都大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。著書『よみがえる古代の港―古地形を復元する』(吉川弘文館)、『ラピタ人の考古学』(溪水社)など。
池淵俊一(いけぶち・しゅんいち)【第12講】
一九六八年島根県生まれ。島根県教育庁文化財課調整監。広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。著書『古墳時代史にみる古代出雲成立の起源』(松江市ふるさと文庫)、論文「山陰における方形区画墓の埋葬論理と集団関係」(『四隅突出型墳丘墓と弥生墓制の研究』島根県古代文化センター)など。
諫早直人(いさはや・なおと)【第13講】
一九八〇年東京都生まれ。京都府立大学文学部准教授。早稲田大学教育学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は東北アジア考古学。著書『海を渡った騎馬文化』(風響社)、『東北アジアにおける騎馬文化の考古学的研究』(雄山閣)など。

古代史講義

──邪馬台国から平安時代まで

佐藤 信

古代史研究の最新成果と動向を一般読者にわかりやすく伝えるべく15人の専門家の知を結集。
列島史の全体像が1冊でつかめる最良の入門書。参考文献ガイドも充実。
ちくま新書1300/2018/01/09刊行/ISBN:978-4-480-07117-0/288ページ/本体880円+税
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古代史講義

目次

  1. 邪馬台国から古墳の時代へ吉松大志
  2. 倭の大王と地方豪族須原祥二 
  3. 蘇我氏とヤマト王権鈴木正信
  4. 飛鳥・藤原の時代と東アジア中村順昭
  5. 平城京の実像馬場基
  6. 奈良時代の争乱佐々田悠
  7. 地方官衙と地方豪族佐藤信
  8. 遣唐使と天平文化飯田剛彦
  9. 平安遷都と対蝦夷戦争吉野武
  10. 平安京の成熟と都市王権の展開仁藤智子
  11. 摂関政治の実像榎本淳一
  12. 国風文化と唐物の世界河内春人
  13. 受領と地方社会三谷芳幸
  14. 平将門・藤原純友の乱の再検討宮瀧交二
  15. 平泉と奥州藤原氏大平聡

編・執筆者紹介

佐藤 信(さとう・ まこと)【編者/ はじめに・ 第7講・ おわりに】
一九五二年生まれ。東京大学名誉教授、人間文化研究機構理事。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『日本古代の宮都と木簡』(吉川弘文館)、『古代の遺跡と文字資料』(名著刊行会)、『出土史料の古代史』(東京大学出版会)、編者『大学の日本史①古代』(山川出版社)など。
吉松大志(よしまつ・ひろし)【第1講】
一九八二年生まれ。島根県古代文化センター主任研究員。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。専門は日本古代史。論文「古代における諸司監察」(『日本歴史』七六三)、「『出雲国風土記』の地名起源説話と古代の地域社会」(島根県古代文化センター編『古代祭祀と地域社会』)、「日置氏と欽明朝の出雲」(『出雲古代史研究』二六)など。
須原祥二(すはら・しょうじ)【第2講】
一九六七年生まれ。四天王寺大学人文社会学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史。編著書『古代地方制度形成過程の研究』(吉川弘文館)、『恩頼堂文庫分類目録』(四天王寺国際仏教大学図書館)など。
鈴木正信(すずき・まさのぶ)【第3講】
一九七七年生まれ。文部科学省教科書調査官。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『日本古代氏族系譜の基礎的研究』(東京堂出版)、『大神氏の研究』(雄山閣)、『Clans and Genealogy in Ancient Japan』(Routledge)、『日本古代の氏族と系譜伝承』(吉川弘文館)など。
中村順昭(なかむら・よりあき)【第4講】
一九五三年生まれ。日本大学文理学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『律令官人制と地域社会』(吉川弘文館)、『地方官人たちの古代史』(吉川弘文館)など。
馬場 基(ばば・はじめ)【第5講】
一九七二年生まれ。奈良文化財研究所都城発掘調査部史料研究室長、京都大学大学院人間・環境学研究科客員准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。専門は日本古代史。著書『平城京に暮らす 』(吉川弘文館)など。
佐々田 悠(ささだ・ゆう)【第6講】
一九七六年生まれ。宮内庁正倉院事務所保存課技官。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史。論文「記紀神話と王権の祭祀」(『岩波講座日本歴史』第二巻、岩波書店)、「正倉院文書と聖語蔵経巻」(栄原永遠男ほか編『東大寺の新研究2 歴史のなかの東大寺』法蔵館)など。
飯田剛彦(いいだ・たけひこ)【第8講】
一九六八年生まれ。宮内庁正倉院事務所保存課長、奈良女子大学大学院客員教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は日本古代史。著書『日本の美術52 正倉院の地図』(ぎょうせい)、『正倉院美術館』(共著、講談社)、論文「正倉院宝庫修理の歴史と自然災害」(『正倉院紀要』38)など。
吉野 武(よしの・たけし)【第9講】
一九六六年生まれ。宮城県多賀城跡調査研究所主任研究員。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。専門は日本古代史。論文「多賀城創建木簡の再検討」(『歴史』第一二六輯)、「陸奥国の城柵と運河」(鈴木靖民ほか編『日本古代の運河と水上交通』八木書店)など。
仁藤智子(にとう・さとこ)【第10講】
一九六三年生まれ。国士舘大学文学部准教授。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。博士(人文科学)。専門は日本古代史。著書『平安初期の王権と官僚制』(吉川弘文館)。論文「女帝の終焉」(『日本歴史』八三七)、「〈都市王権〉の成立と展開」(『歴史学研究』七六八)など。
榎本淳一(えのもと・じゅんいち)【第11講】
一九五八年生まれ。大正大学文学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『唐王朝と古代日本』(吉川弘文館)、編著『古代中国・日本における学術と支配』(同成社)など。
河内春人(こうち・はるひと)【第12講】
一九七〇年生まれ。関東学院大学経済学部准教授。明治大学大学院博士後期課程中退。博士(史学)。専門は日本古代史・東アジア交流史。著書『東アジア交流史のなかの遣唐使』(汲古書院)、『日本古代君主号の研究』(八木書店)、『倭の五王』(中公新書)など。
三谷芳幸(みたに・よしゆき)【第13講】
一九六七年生まれ。筑波大学人文社会系准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『律令国家と土地支配』(吉川弘文館)、『岩波講座日本歴史 第4巻 古代4』(共著、岩波書店)、『ここまで変わった日本史教科書』(共著、吉川弘文館)など。
宮瀧交二(みやたき・こうじ)【第14講】
一九六一年生まれ。大東文化大学文学部教授。立教大学大学院文学研究科博士後期課程から埼玉県立博物館主任学芸員を経て現職。博士(学術)。専門は日本古代史・博物館学。著書『岡倉天心 思想と行動』(共著、吉川弘文館)。論文「村落と民衆」(上原真人ほか編『列島の古代史3 社会集団と政治組織』岩波書店)など。
大平 聡(おおひら・さとし)【第15講】
一九五五年生まれ。宮城学院女子大学学芸学部人間文化学科教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門は日本古代史。著書『聖徳太子』(山川出版社日本史リブレット)、論文「世襲王権の成立」(鈴木靖民編『日本の時代史2 倭国と東アジア』吉川弘文館)など。

古代史講義

【戦乱篇】

佐藤 信

古代史研究の最新成果と動向を一般読者にわかりやすく伝えるべく15人の専門家の知を結集。
列島史の全体像が1冊でつかめる最良の入門書。参考文献ガイドも充実。
ちくま新書1391/2019/03/05刊行/ISBN: 978-4-480-07212-2/288ページ/本体880円+税
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古代史講義

目次

  1. 磐井の乱大髙広和
  2. 蘇我・物部戦争加藤謙吉
  3. 乙巳の変有富純也
  4. 白村江の戦い浅野啓介
  5. 壬申の乱北啓太
  6. 長屋王の変山下信一郎
  7. 藤原広嗣の乱松川博一
  8. 橘奈良麻呂の変小倉真紀子
  9. 藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱寺崎保広
  10. 律令国家の対蝦夷戦争──「三十八年戦争」を中心に永田英明
  11. 平城太上天皇の変佐藤信
  12. 応天門の変鈴木景二
  13. 菅原道真左降事件森公章
  14. 平将門の乱・藤原純友の乱寺内浩
  15. 前九年合戦・後三年合戦戸川点

編・執筆者紹介

佐藤 信(さとう・まこと)【はじめに/第11講/おわりに】
一九五二年生まれ。東京大学名誉教授、人間文化研究機構理事。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『日本古代の宮都と木簡』(吉川弘文館)、『古代の遺跡と文字資料』(名著刊行会)、『出土史料の古代史』(東京大学出版会)、編著『大学の日本史①古代』(山川出版社)など。
大高広和(おおたか・ひろかず)【第1講】
一九八二年生まれ。福岡県文化振興課世界遺産室主任技師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史。論文「大宝律令の制定と「蕃」「夷」」(『史学雑誌』一二二編一二号)、「沖ノ島研究の現在」(『歴史評論』七七六号)など。
加藤謙吉(かとう・けんきち)【第2講】
一九四八年生まれ。早稲田大学オープンカレッジ講師。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『蘇我氏と大和王権』『大和政権と古代氏族』『大和政権とフミヒト制』(以上、吉川弘文館)、『ワニ氏の研究』『日本古代の豪族と渡来人』(以上、雄山閣)など。
有富純也(ありとみ・じゅんや)【第3講】
一九七四年生まれ。成蹊大学教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『日本古代国家と支配理念』(東京大学出版会)など。
浅野啓介(あさの・けいすけ)【第4講】
一九七五年生まれ。文化庁文化財第二課文化財調査官(史跡部門)。東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学。専門は日本古代史。主要論文に、「日本古代の村の性格」(『史学雑誌』一二三―六)、「庚午年籍と五十戸制」(『日本歴史』六九八)、「檜扇の製作に関わる新知見」(『奈良文化財研究所紀要』二〇一〇)。
北啓太(きた・けいた)【第5講】
一九五三年生まれ。元宮内庁京都事務所長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門は日本古代史。論文「壬生本『西宮記』旧内容の検討」(『史学雑誌』一〇一―一一)、「律令国家における将軍について」(笹山晴生先生還暦記念会編『日本律令制論集』上巻、吉川弘文館)など。
山下信一郎(やました・しんいちろう)【第6講】
一九六六年生まれ。文化庁文化財第二課主任文化財調査官(史跡部門)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位修得満期退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『日本古代の国家と給与制』(吉川弘文館)、論文「古代饗宴儀礼の成立と藤原宮大極殿閤門」(佐藤信編『史料・史跡と古代社会』吉川弘文館)など。
松川博一(まつかわ・ひろかず)【第7講】
一九七〇年生まれ。九州歴史資料館学芸員。山口大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専門は日本古代史。論文「大宰府軍制の特質と展開」(『九州歴史資料館研究論集』三七)、「大宰府と寺社」(『都城制研究』八)、「大宰府官司制論」(『大宰府の研究』高志書院)など。
小倉真紀子(おぐら・まきこ)【第8講】
一九七四年生まれ。北海道大学大学院文学研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史。論文「公廨稲運用の構造―「越前国雑物収納帳」を素材として」(『日本史研究』五〇六)、「古代地子制に関する一考察」(『日本歴史』六一六)、「近世禁裏における六国史の書写とその伝来」(田島公編『禁裏・公家文庫研究 第三輯』所収、思文閣出版)など。
寺崎保広(てらさき・やすひろ)【第9講】
一九五五年生まれ。奈良大学教授。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『長屋王』(吉川弘文館)、『藤原京の形成』(山川出版社)、『古代日本の都城と木簡』(吉川弘文館)、『若い人に語る奈良時代の歴史』(吉川弘文館)。
永田英明(ながた・ひであき)【第10講】
一九六五年生まれ。東北学院大学教授。東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『古代駅伝馬制度の研究』(吉川弘文館)、『東北の古代史3 蝦夷と城柵の時代』(共著、吉川弘文館)など。
鈴木景二(すずき・けいじ)【第12講】
一九六三年生まれ。富山大学人文学部教授。神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学。論文「日本古代の行幸」(『ヒストリア』一二五)、「都鄙間交通と在地秩序」(『日本史研究』三七九)など。
森公章(もり・きみゆき)【第13講】
一九五八年生まれ。東洋大学文学部教授。東京大学人文科学研究科博士課程単位修得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。『在庁官人と武士の生成』(吉川弘文館)、『天智天皇』(吉川弘文館)、『平安時代の国司の赴任』(臨川書店)、『古代日中関係の展開』(敬文舎)など。
寺内浩(てらうち・ひろし)【第14講】
一九五五年生まれ。愛媛大学教授。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『受領制の研究』(塙書房)、『平安時代の地方軍制と天慶の乱』(塙書房)、共著『愛媛県の歴史』(山川出版社)など。
戸川点(とがわ・ともる)【第15講】
一九五八年生まれ。拓殖大学国際学部教授。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程中退。専門は日本古代・中世史。著書『平安時代の政治秩序』(同成社)、『平安時代の死刑』(吉川弘文館)、共編著『検証・日本史の舞台』(東京堂出版)、『ケガレの文化史』(森話社)など。

中世史講義

──院政期から戦国時代まで

高橋典幸/五味文彦

日本史の先端研究者の知を結集。
政治・経済・外交・社会・文化など15の重要ポイントを押さえるかたちで中世史を俯瞰する。
最新の論点が理解できる、待望の通史。
ちくま新書1378/2019/01/07刊行/ISBN: 978-4-480-07199-6/272ページ/本体860円+税
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中世史講義

目次

  1. 中世史総論高橋典幸
  2. 院政期の政治と社会佐藤雄基
  3. 日宋・日元貿易の展開榎本渉
  4. 武家政権の展開西田友広
  5. 鎌倉仏教と蒙古襲来大塚紀弘
  6. 荘園村落と武士小瀬玄士
  7. 朝廷の政治と文化遠藤珠紀
  8. 南北朝動乱期の社会高橋典幸
  9. 室町文化と宗教川本慎自
  10. 中世経済を俯瞰する中島圭一
  11. 室町幕府と明・朝鮮岡本真
  12. 室町幕府と天皇・上皇三枝暁子
  13. 戦国の動乱と一揆呉座勇一
  14. 戦国大名の徳政阿部浩一
  15. 中世から近世へ五味文彦

編・執筆者紹介

高橋典幸(たかはし・のりゆき)【編者/はじめに・第1講・第8講】
一九七〇年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本中世史。著書『鎌倉幕府軍制と御家人制』(吉川弘文館)、『源頼朝 ── 東国を選んだ武家の貴公子』(山川出版社日本史リブレット)、『日本軍事史』(共著、吉川弘文館)など。
五味文彦(ごみ・ふみひこ)【編者/はじめに・第15講】
一九四六年生まれ。東京大学・放送大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本中世史。著書『院政期社会の研究』(山川出版社)、『増補 吾妻鏡の方法 ―― 事実と神話にみる中世』(吉川弘文館)、『絵巻で読む中世』(ちくま学芸文庫)、『書物の中世史』(みすず書房)、『文学で読む日本の歴史』(山川出版社)など。
佐藤雄基(さとう・ゆうき)【第2講】
一九八一年生まれ。立教大学文学部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本中世史・法制史・史学史。著書『日本中世初期の文書と訴訟』(山川出版社)、「文書史からみた鎌倉幕府と北条氏 ── 口入という機能からみた関東御教書と得宗書状」(『日本史研究』六六七号)など。
榎本渉(えのもと・わたる)【第3講】
一九七四年生まれ。国際日本文化研究センター准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本中世国際交流史。著書『東アジア海域と日中交流 ── 九〜一四世紀』(吉川弘文館)、『僧侶と海商たちの東シナ海』(講談社選書メチエ)、『南宋・元代日中渡航僧伝記集成 附江戸時代における僧伝集積過程の研究』(勉誠出版)など。
西田友広(にした・ともひろ)【第4講】
一九七七年生まれ。東京大学史料編纂所助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本中世史。著書『鎌倉幕府の検断と国制』(吉川弘文館)、『悪党召し捕りの中世 ── 鎌倉幕府の治安維持』(吉川弘文館)など。
大塚紀弘(おおつか・ のりひろ)【第5講】
九七八年生まれ。法政大学文学部専任講師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本中世国際交流史・仏教史。著書『中世禅律仏教論』(山川出版社)、『日宋貿易と仏教文化』(吉川弘文館)など。
小瀬玄士(こせ・げんし)【第6講】
一九八〇年生まれ。東京大学史料編纂所助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は日本中世史。論文「鎌倉幕府の財産相続法」(『史学雑誌』一二一―七)、「『島津家文書』所収「年中行事等条々事書」をめぐって」(遠藤基郎編『年中行事・神事・仏事』竹林舎)、史料集『史料纂集兼宣公記』一・二(共編、八木書店)など。
遠藤珠紀(えんどう・たまき)【第7講】
一九七七年生まれ。東京大学史料編纂所助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は中世朝廷制度史。著書『中世朝廷の官司制度』(吉川弘文館)、「中世朝廷の運営構造と経済基盤」(『歴史学研究』八七二号)など。
川本慎自(かわもと・しんじ)【第9講】
一九七五年生まれ。東京大学史料編纂所准教授。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。専門は日本中世史。論文「室町幕府と仏教」(『岩波講座日本歴史 第8巻中世3』岩波書店)、「禅僧の数学知識と経済活動」(中島圭一編『十四世紀の歴史学 ── 新たな時代への起点』高志書院)など。
中島圭一(なかじま・けいいち)【第10講】
一九六四年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本中世史。編著『十四世紀の歴史学 ── 新たな時代への起点』(高志書院)。
岡本真(おかもと・まこと)【第11講】
一九八〇年生まれ。東京大学史料編纂所助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本中世史、東アジア交流史。論文「「堺渡唐船」と戦国期の遣明船派遣」(『史学雑誌』一二四―四)、「天文年間の種子島を経由した遣明船」(『日本史研究』六三八)など。
三枝暁子(みえだ・あきこ)【第12講】
一九七三年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本中世史。著書『比叡山と室町幕府 ── 寺社と武家の京都支配』(東京大学出版会)、『京都 天神をまつる人びと ── ずいきみこしと西之京』(岩波書店)など。
呉座勇一(ござ・ゆういち)【第13講】
一九八〇年生まれ。国際日本文化研究センター助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本中世史。著書『一揆の原理』(ちくま学芸文庫)、『戦争の日本中世史』(新潮選書)、『日本中世の領主一揆』(思文閣出版)、『応仁の乱』(中公新書)、『陰謀の日本中世史』(角川新書)など。
阿部浩一(あべ・こういち)【第14講】
一九六七年生まれ。福島大学行政政策学類教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本中世史、戦国期東国・東北の社会史。著書『戦国期の徳政と地域社会』(吉川弘文館)、共編著『ふくしま再生と歴史・文化遺産』(山川出版社)など。

明治史講義

【テーマ篇】

小林和幸

信頼できる研究を積み重ねる実証史家の知を結集。
20のテーマで明治史研究の論点を整理し、変革と跳躍の時代を最新の観点から描き直す。
まったく新しい近代史入門。
ちくま新書1318/2018/03/05刊行/ISBN:978-4-480-07131-6/368ページ/本体1,000円+税
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明治史講義

目次

  1. 開国と尊王攘夷運動──国是の模索久住真也
  2. 幕末雄藩と公議政体論──「公議」の運動からみる幕末政治池田勇太
  3. 王政復古と維新政府──せめぎあう維新官僚と諸藩友田昌宏
  4. 廃藩置県・秩禄処分──分権から集権へ落合弘樹
  5. 陸海軍の創設──徴兵制の選択と統帥権の独立大島明子
  6. 明治前期の国家と神社・宗教──神社が宗教でなかったのはなぜか山口輝臣
  7. 万国公法と台湾出兵──新しい国際秩序への一階梯小野聡子
  8. 自由民権運動と藩閥政府──板垣遭難と民権運動の展開中元崇智
  9. 西南戦争と新技術──海軍・汽船・熊本城籠城鈴木淳
  10. 明治一四年の政変──大隈重信はなぜ追放されたか真辺将之
  11. 内閣制度の創設と皇室制度──伊藤博文のプランニングの再検討西川誠
  12. 大日本帝国憲法──政治制度の設計とその自律前田亮介
  13. 帝国議会の開幕──衆議院の「民党」と「吏党」村瀬信一
  14. 貴族院の華族と勅任議員──創設の理念と初期の政治会派小林和幸
  15. 条約改正問題──不平等条約の改正と国家の独立小宮一夫
  16. 日清戦争──日本と東アジアの転機佐々木雄一
  17. 日英同盟と日露戦争──最初の帝国主義戦争千葉功
  18. 植民地経営の開始──統治形態の模索と立憲主義日向玲理
  19. 桂園時代──議会政治の定着と「妥協」原口大輔
  20. 大正改変──政界再編成における内外要員櫻井良樹

編・執筆者紹介

小林和幸(こばやし・かずゆき)【編者/はじめに・第14講・おわりに】
一九六一年生まれ。青山学院大学文学部教授。青山学院大学大学院博士後期課程満期退学。博士(歴史学)。専門は日本近代史。著書『明治立憲政治と貴族院』(吉川弘文館)、『谷干城 ― 憂国の明治人』(中公新書)、『「国民主義」の時代 ― 明治日本を支えた人々』(角川選書)など。
久住真也(くすみ・しんや)【第1講】
一九七〇年生まれ。大東文化大学文学部准教授。中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。専門は日本近世・近代史。著書『長州戦争と徳川将軍 ― 幕末期畿内の政治空間』(岩田書院)、『幕末の将軍』(講談社選書メチエ)、『王政復古 ― 天皇と将軍の明治維新』(講談社現代新書)。
池田勇太(いけだ・ゆうた)【第2講】
一九七八年生まれ。山口大学人文学部准教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近代史。著書『維新変革と儒教的理想主義』(山川出版社)、『福澤諭吉と大隈重信 ― 洋学書生の幕末維新』(山川出版社)。
友田昌宏(ともだ・まさひろ)【第3講】
一九七七年生まれ。東北大学東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門助教。中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。専門は日本近代史。著書『戊辰雪冤 ― 米沢藩士・宮島誠一郎の「明治」』(講談社現代新書)、『未完の国家構想 ― 宮島誠一郎と近代日本』(岩田書院)など。
落合弘樹(おちあい・ひろき)【第4講】
一九六二年生まれ。明治大学文学部教授。中央大学大学院博士後期課程退学。博士(文学)。専門は幕末・維新史。著書『明治国家と士族』(吉川弘文館)、『西郷隆盛と士族』(吉川弘文館)、『秩禄処分』(講談社学術文庫)など。
大島明子(おおしま・あきこ)【第5講】
一九六三年生まれ。東京女子大学・小石川中等教育学校非常勤講師、晃華学園中学校高等学校有期契約講師。上智大学大学院博士後期課程単位取得退学。修士(文学)。専門は日本近代政治外交史。著書『黒田清隆関係文書』(共編、北泉社)、論文「一八七三(明治六)年のシビリアンコントロール」(『史学雑誌』一一七編七号)など。
山口輝臣(やまぐち・てるおみ)【第6講】
一九七〇年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近代史。著書『明治国家と宗教』(東京大学出版会)、『明治神宮の出現』(吉川弘文館)、『島地黙雷 ― 「政教分離」をもたらした僧侶』(山川出版社)など。
小野聡子(おの・さとこ)【第7講】
一九八三年生まれ。青山学院資料センター有期事務職員(年史編纂担当)。青山学院大学大学院博士前期課程修了。修士(歴史学)。専門は日本近代史。論文「台湾出兵と万国公法 ― 欧米諸国の対応を中心に」(『日本歴史』八〇四号)、論文「国内政治上における万国公法 ― 台湾出兵を例に」(『青山史学』三三号)、論文「小笠原諸島問題と万国公法 ― 明治丸とイギリス軍艦カーリュー号出航のとき」(小林和幸編『近現代日本 選択の瞬間』有志舎)。
中元崇智(なかもと・たかとし)【第8講】
一九七八年生まれ。中京大学文学部准教授。名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(歴史学)。専門は日本近代史。論文「板垣退助岐阜遭難事件の伝説化 ― 『自由党史』における記述の成立過程を中心に」(『日本史研究』六二九号)、「板垣退助と戊辰戦争・自由民権運動」(『歴史評論』八一二号)。
鈴木淳(すずき・じゅん)【第9講】
一九六二年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近代社会経済史。著書『明治の機械工業』(ミネルヴァ書房)、『維新の構想と展開』(講談社学術文庫)、『新技術の社会誌』(中公文庫)、『関東大震災』(講談社学術文庫)など。
真辺将之(まなべ・まさゆき)【第10講】
一九七三年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『西村茂樹研究 ― 明治啓蒙思想と国民道徳論』(思文閣出版)、『東京専門学校の研究』(早稲田大学出版部)、『大隈重信 ― 民意と統治の相克』(中公叢書)など。
西川誠(にしかわ・まこと)【第11講】
一九六二年生まれ。川村学園女子大学教授。東京大学大学院博士課程中退。専門は日本近代史。著書『明治天皇の大日本帝国』(講談社)、『日本立憲政治の形成と変質』(共編著、吉川弘文館)、『山縣有朋関係文書』全三巻(共編、山川出版社)など。
前田亮介(まえだ・りょうすけ)【第12講】
一九八五年生まれ。北海道大学大学院法学研究科准教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は日本政治外交史・日本近現代史。著書『全国政治の始動 ― 帝国議会開設後の明治国家』(東京大学出版会)など。
村瀬信一(むらせ・しんいち)【第13講】
一九五四年生まれ。文部科学省主任教科書調査官。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近現代政治史。著書『帝国議会改革論』(吉川弘文館)、『明治立憲制と内閣』(吉川弘文館)、『首相になれなかった男たち』(吉川弘文館)、『帝国議会 ― 〈戦前民主主義〉の五七年』(講談社選書メチエ)。
小宮一夫(こみや・かずお)【第15講】
一九六七年生まれ。専修大学法学部ほか非常勤講師。中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。専門は日本近現代史。著書『条約改正と国内政治』(吉川弘文館)、『戦後日本の歴史認識』(共編、東京大学出版会)、『人物で読む近代日本外交史 ― 大久保利通から広田弘毅まで』(共編、吉川弘文館)など。
佐々木雄一(ささき・ゆういち)【第16講】
一九八七年生まれ。首都大学東京都市教養学部助教。東京大学大学院博士課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『帝国日本の外交 1894-1922 ― なぜ版図は拡大したのか』(東京大学出版会)、論文「政治指導者の国際秩序観と対外政策 ― 条約改正、日清戦争、日露協商」(『国家学会雑誌』第一二七巻第一一・一二号)など。
千葉功(ちば・いさお)【第17講】
一九六九年生まれ。学習院大学文学部教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『旧外交の形成 ― 日本外交 一九〇〇〜一九一九』(勁草書房)、『桂太郎 ― 外に帝国主義、内に立憲主義』(中公新書)、『桂太郎関係文書』(東京大学出版会)など。
日向玲理(ひなた・れお)【第18講】
一九八七年生まれ。青山学院資料センター有期事務職員(年史編纂担当)。駒澤大学大学院博士後期課程満期退学。専門は日本近代史。共編『寺内正毅宛明石元二郎書翰』(芙蓉書房出版)、「日清・日露戦争期における日本陸軍の「仁愛主義」」(『駒沢史学』第八七号)など。
原口大輔(はらぐち・だいすけ)【第19講】
一九八七年生まれ。日本学術振興会特別研究員(PD)、公益財団法人德川記念財団特任研究員。九州大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本近代史。論文「貴族院議長・近衛篤麿と貴衆両院関係の岐路」(『日本歴史』八三四号)、「憲政常道期の貴族院議長・徳川家達」(『九州史学』一七三号)など。
櫻井良樹(さくらい・りょうじゅ)【第20講】
一九五七年生まれ。麗澤大学外国語学部教授。上智大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。専門は日本近代政治史・都市史。著書『国際化時代「大正日本」』(吉川弘文館)、『華北駐屯日本軍 ― 義和団から盧溝橋への道』(岩波書店)、『加藤高明 ― 主義主張を枉げるな』(ミネルヴァ書房)など。

明治史講義

【人物篇】

筒井清忠

西郷・大久保から乃木希典まで明治史のキーパーソン22人を、
気鋭の専門研究者が最新の知見をもとに徹底分析。
確かな実証に基づく、信頼できる人物評伝集の決定版。
ちくま新書1319/2018/04/05刊行/ISBN:978-4-480-07140-8/400ページ/本体1,100円+税
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明治史講義

目次

  1. 木戸孝允──「条理」を貫いた革命政治家 落合弘樹
  2. 西郷隆盛──謎に包まれた超人気者 家近良樹
  3. 大久保利通──維新の元勲、明治政府の建設者 勝田政治
  4. 福澤諭吉──「文明」と「自由」 苅部直
  5. 板垣退助──自らの足りなさを知る指導者 小宮一夫
  6. 伊藤博文──日本型立憲主義の造形者 瀧井一博
  7. 井上毅──明治維新を落ち着かせようとした官僚 湯川文彦
  8. 大隈重信──政治対立の演出者 五百旗頭 薫
  9. 金玉均──近代朝鮮における「志士」たちの時代 永島広紀
  10. 陸奥宗光──『蹇蹇録』で読む日清戦争と朝鮮 永島広紀
  11. 李鴻章──東洋のビスマルク? 川島真
  12. 山県有朋──出ては将軍、入ては首相 清水唯一郎
  13. 谷干城──国民本位、立憲政治の確立を目指して 小林和幸
  14. 榎本武楊──日本と世界を結びつけた政治家 麓慎一
  15. 小村寿太郎──明治外交の成熟とは何か 千葉功
  16. 桂太郎──「立憲統一党」とは何か 千葉功
  17. 明治天皇──立憲君主としての自覚 西川誠 
  18. 岩崎弥太郎──三菱と日本海運業の自立 奈良岡聰智
  19. 松浦武四郎──時代を見つめ、集めて、伝えた、希代の旅人 三浦泰之
  20. 福田英子──女が自伝を紡ぐとき 田中智子
  21. 嘉納治五郎──柔道と日本の近代化 クリストファー・W・A・スピルマン
  22. 乃木希典──旅順戦・殉死・「昭和軍閥」

編・執筆者紹介

筒井清忠(つつい・きよただ)【編者/はじめに・第22講】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部日本文化学科教授・文学部長。東京財団政策研究所上席研究員。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『戦前日本のポピュリズム』(中公新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』(以上、編著、ちくま新書)、『近代日本文化論』(共編、岩波書店)、『時代劇映画の思想』(ウェッジ文庫)、『近衛文麿』『日本型「教養」の運命』(以上、岩波現代文庫)など。
落合弘樹(おちあい・ひろき)【第1講】
一九六二年生まれ。明治大学文学部教授。中央大学大学院博士後期課程退学。博士(文学)。専門は幕末・維新史。著書『明治国家と士族』『西郷隆盛と士族』(以上、吉川弘文館)、『秩禄処分 ― 明治維新と武家の解体』(講談社学術文庫)など。
家近良樹(いえちか・よしき)【第2講】
一九五〇年生まれ。大阪経済大学特別招聘教授。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は幕末・維新史。著書『江戸幕府崩壊 ― 孝明天皇と「一会桑」』(講談社学術文庫)、『ある豪農一家の近代 ― 幕末・明治・大正を生きた杉田家』(講談社選書メチエ)、『その後の慶喜 ― 大正まで生きた将軍』(ちくま文庫)など。
勝田政治(かつた・まさはる)【第3講】
一九五二年生まれ。国士舘大学文学部教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近代史。著書『内務省と明治国家形成』(吉川弘文館)、『廃藩置県 ― 「明治国家」が生まれた日』『〈政事家〉大久保利通 ― 近代日本の設計者』(以上、講談社選書メチエ)、『小野梓と自由民権』(有志舎)、『大久保利通と東アジア ― 国家構想と外交戦略』(吉川弘文館)、『明治国家と万国対峙 ― 近代日本の形成』(角川選書)など。
苅部直(かるべ・ただし)【第4講】
一九六五年生まれ。東京大学法学部教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は日本政治思想史。著書『光の領国 和辻哲郎』(岩波現代文庫)、『丸山眞男 ― リベラリストの肖像』(岩波新書)、『秩序の夢 ― 政治思想論集』(筑摩書房)、『「維新革命」への道 ― 「文明」を求めた十九世紀日本』(新潮選書)、『日本思想史への道案内』(NTT出版)など。
小宮一夫(こみや・かずお)【第5講】
一九六七年生まれ。文部科学省教科書調査官。中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。専門は日本近現代史。著書『条約改正と国内政治』(吉川弘文館)、『戦後日本の歴史認識』(共編、東京大学出版会)、『人物で読む近代日本外交史 ― 大久保利通から広田弘毅まで』(共編、吉川弘文館)など。
瀧井一博(たきい・かずひろ)【第6講】
一九六七年生まれ。国際日本文化研究センター教授。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は国制史、比較法史。著書『文明史のなかの明治憲法 ― この国のかたちと西洋体験』(講談社選書メチエ)、『伊藤博文 ― 知の政治家』(中公新書)『明治国家をつくった人びと』(講談社現代新書)、『渡邉洪基 ― 衆智を集むるを第一とす』(ミネルヴァ書房)など。
湯川文彦(ゆかわ・ふみひこ)【第7講】
一九八四年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近代史。著書『立法と事務の明治維新 ― 官民共治の構想と展開』(東京大学出版会)。
五百旗頭薫(いおきべ・かおる)【第8講】
一九七四年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学法学部卒業。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『大隈重信と政党政治 ― 複数政党制の起源明治十四年–大正三年』(東京大学出版会)、『条約改正史 ― 法権回復への展望とナショナリズム』(有斐閣)、『日本政治史の新地平』(共編、吉田書店)、『自由主義の政治家と政治思想』(共編、中央公論新社)など。
永島広紀(ながしま・ひろき)【第9講・第10講】
一九六九年生まれ。九州大学韓国研究センター教授。九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位修得満期退学。博士(文学)。専門は朝鮮近現代史、日韓関係史。著書『戦時期朝鮮における「新体制」と京城帝国大学』(ゆまに書房)、『寺内正毅と帝国日本 ― 桜圃寺内文庫が語る新たな歴史像』(共編、勉誠出版)など。
川島真(かわしま・しん)【第11講】
一九六八年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門はアジア政治外交史。著書『中国近代外交の形成』(名古屋大学出版会)、『近代国家への模索1894-1925(シリーズ中国近現代史2)』『中国のフロンティア ― 揺れ動く境界から考える』(以上、岩波新書)、『21世紀の「中華」 ― 習近平中国と東アジア』(中央公論新社)など。
清水唯一朗(しみず・ゆいちろう)【第12講】
一九七四年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は日本政治外交史、オーラルヒストリー。著書『政党と官僚の近代 ― 日本における立憲統治構造の相克』(藤原書店)、『近代日本の官僚―維新官僚から学歴エリートへ』(中公新書)、『憲法判例からみる日本 ― 法×政治×歴史×文化』(共編、日本評論社)など。
小林和幸(こばやし・かずゆき)【第13講】
一九六一年生まれ。青山学院大学文学部教授。青山学院大学大学院博士後期課程満期退学。博士(歴史学)。専門は日本近代史。著書『明治立憲政治と貴族院』(吉川弘文館)、『谷干城 ― 憂国の明治人』(中公新書)、『「国民主義」の時代 ― 明治日本を支えた人々』(角川選書)、『明治史講義【テーマ篇】』(編著、ちくま新書)など。
麓慎一(ふもと・しんいち)【第14講】
一九六四年生まれ。新潟大学人文社会教育科学系教授。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近世史・近代史。著書『近代日本とアイヌ社会』(山川出版社)、『開国と条約締結』(吉川弘文館)。
千葉功(ちば・いさお)【第15講・第16講】
一九六九年生まれ。学習院大学文学部教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『旧外交の形成 ― 日本外交一九〇〇〜一九一九』(勁草書房)、『桂太郎 ― 外に帝国主義、内に立憲主義』(中公新書)、『桂太郎関係文書』(東京大学出版会)など。
西川誠(にしかわ・まこと)【第17講】
一九六二年生まれ。川村学園女子大学教授。東京大学大学院博士課程中退。専門は日本近代史。著書『明治天皇の大日本帝国』(講談社)、『日本立憲政治の形成と変質』(共編著、吉川弘文館)、『山縣有朋関係文書』全三巻(共編、山川出版社)など。
奈良岡聰智(ならおか・そうち)【第18講】
一九七五年生まれ。京都大学大学院法学研究科教授。京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『加藤高明と政党政治』(山川出版社)、『「八月の砲声」を聞いた日本人』(千倉書房)、『対華二十一カ条要求とは何だったのか』(名古屋大学出版会)など。
三浦泰之(みうら・やすゆき)【第19講】
一九七四年生まれ。北海道博物館学芸員。京都大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程中退。専門は日本近世史、北海道の文化史。著書『松浦武四郎研究序説 ― 幕末維新期における知識人ネットワークの諸相』(共編、北海道出版企画センター)、『新版北海道の歴史 上 古代・中世・近世編』(共著、北海道新聞社)、「戦前・戦後の北海道を生きた撮影技師・栃木栄吉の生涯 ― 北海道記録映画史序説」(『北海道開拓記念館研究紀要』第四二号所収)など。
田中智子(たなか・ともこ)【第20講】
一九六九年生まれ。京都大学大学院教育学研究科准教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。専門は日本近現代史、教育史。著書『近代日本高等教育体制の黎明』(思文閣出版)、『日本女性史研究文献目録1868-2002 CD-ROM 版』(共著、東京大学出版会)、論文「『満洲の思い出』考 ― ある女性の満洲体験」(『女性史学』七号)など。
クリストファー・W・A・スピルマン(Christopher W. A. Szpilman)【第21講】
一九五一年生まれ。帝京大学文学部日本文化学科教授。米国エール大学大学院歴史学部博士課程修了。博士(Ph.D,歴史学)専門は日本近現代史。著書『近代日本の革新論とアジア主義』(芦書房)、Routledge Handbook of ModernJapanese History(共編著、Routledge)、『満川亀太郎書簡集 ― 北一輝・大川周明・西田税らの書簡』(共編著、論創社)、Pan-Asianism : A Documentary History(1・2、共編著、Rowman & Littlefield)など。

昭和史講義

──最新研究で見る戦争への道

筒井清忠

なぜ昭和の日本は戦争へと向かったのか。
複雑きわまる戦前期を正確に理解すべく、俗説を排して信頼できる史料に依拠。
第一線の歴史家たちによる最新の研究成果。
ちくま新書1136/2015/07/06刊行/ISBN:978-4-480-06844-6/288ページ/本体880円+税
昭和史講義

目次

  1. ワシントン条約体制と幣原外交渡邉公太
  2. 普通選挙法成立と大衆デモクラシーの開始小山俊樹
  3. 北伐から張作霖爆殺事件へ家近亮子
  4. ロンドン海軍軍縮条約と宮中・政党・海軍畑野勇
  5. 満州事変から国際連盟脱退へ等松春夫
  6. 天皇機関説事件柴田紳一
  7. 二・二六事件と昭和超国家主義運動筒井清忠
  8. 盧溝橋事件──塘沽停戦協定からトラウトマン工作失敗まで岩谷將
  9. 日中戦争の泥沼化と東亜新秩序声明戸部良一
  10. ノモンハン事件・日ソ中立条約花田智之
  11. 日独伊三国同盟への道武田知己
  12. 近衛新体制と革新官僚牧野邦昭
  13. 日米交渉から開戦へ森山優
  14. 「聖断」と「終戦」の政治過程鈴木多聞
  15. 日本占領──アメリカの対日政策の国際的背景井口治夫

編・執筆者紹介

筒井清忠(つつい・ きよただ)【編者/ まえがき・ 第7講・ あとがき】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団上席研究員。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『二・二六事件とその時代』(ちくま学芸文庫)、『近衛文麿』(岩波現代文庫)、『二・二六事件と青年将校』(吉川弘文館)など。
渡邉公太(わたなべ・ こうた)【第1講】
一九八四年生まれ。帝京大学文学部日本文化学科専任講師。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『「戦争」で読む日米関係100年』(共著、朝日選書)、論文「第四回日露協約と英米協調路線の再考」(『神戸法学雑誌』六〇巻一号)など。
小山俊樹(こやま・としき)【第2講】
一九七六年生まれ。帝京大学文学部史学科教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門は日本近現代政治史。著書『憲政常道と政党政治』(思文閣出版)、『近代機密費史料集成』(ゆまに書房)、『倉富勇三郎日記』(共著、国書刊行会)など。
家近亮子(いえちか・りょうこ)【第3講】
敬愛大学国際学部教授、放送大学客員教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は中国近現代政治史、日中関係史。著書『蔣介石と南京国民政府』(慶應義塾大学出版会)、『日中関係の基本構造』(晃洋書房)、『蔣介石の外交戦略と日中戦争』(岩波書店)など。
畑野勇(はたの・いさむ)【第4講】
一九七一年生まれ。株式会社古藤事務所勤務。成蹊大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治史・外交史、日本海軍史。著書『近代日本の軍産学複合体』(創文社)など。
等松春夫(とうまつ・はるお)【第5講】
一九六二年生まれ。防衛大学校人文社会科学群国際関係学科教授。オックスフォード大学大学院国際関係学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は政治外交史、比較戦争史。著書『日本帝国と委任統治』(名古屋大学出版会)、『日中戦争の軍事的展開』(共著、慶應義塾大学出版会)、『日英交流史1600–2000 3 軍事』(共著、東京大学出版会)など。
柴田紳一(しばた・しんいち)【第6講】
一九五八年生まれ。国学院大学文学部史学科准教授。国学院大学文学部史学科卒業。専門は日本近現代史。著書『昭和期の皇室と政治外交』(原書房)、『日本近代史研究余録』(渡辺出版)など。
岩谷將(いわたに・のぶ)【第8講】
一九七六年生まれ。北海道大学大学院法学研究科教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は日中関係史、中国近現代史。著書『対立と共存の歴史認識』(共著、東京大学出版会)、『蔣介石研究』(共著、東方書店)など。
戸部良一(とべ・りょういち)【第9講】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部史学科教授。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は日本近現代史。著書『ピース・フィーラー』(論創社)、『逆説の軍隊』(中公文庫)、『日本陸軍と中国』(ちくま学芸文庫)、『外務省革新派』(中公新書)など。
花田智之(はなだ・ともゆき)【第10講】
一九七七年生まれ。防衛省防衛研究所戦史研究センター主任研究官。北海道大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門はロシア・ソ連軍事史、ロシア帝国論。著書『日露戦争兵器・人物事典』(共著、学研パブリッシング)、『現代ロシアを知るための60章【第2版】』(共著、明石書店)など。
武田知己(たけだ・ともき)【第11講】
一九七〇年生まれ。大東文化大学法学部教授。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中途退学。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『重光葵と戦後政治』(吉川弘文館)、『近代日本のリーダーシップ』(共著、千倉書房)、論文「日本外務省の対外戦略の競合とその帰結 一九三三–一九三八」(『年報日本現代史』一六号)など。
牧野邦昭(まきの・くにあき)【第12講】
一九七七年生まれ。摂南大学経済学部准教授。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。専門は近代日本経済思想史。著書『戦時下の経済学者』(中公叢書)、『柴田敬』(日本経済評論社)。
森山優(もりやま・あつし)【第13講】
一九六二年生まれ。静岡県立大学国際関係学部教授。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』(新潮選書)、『日米開戦の政治過程』(吉川弘文館)など。
鈴木多聞(すずき・たもん)【第14講】
一九七五年生まれ。京都大学大学院法学研究科/白眉センター特定准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近代史。著書『「終戦」の政治史 1943–1945』(東京大学出版会)。
井口治夫(いぐち・はるお)【第15講】
一九六四年生まれ。関西学院大学国際学部国際学科教授。シカゴ大学大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(歴史学)。専門は日米関係とアメリカ政治・外交史。著書『鮎川義介と経済的国際主義』(名古屋大学出版会)など。

昭和史講義2

──専門研究者が見る戦争への道

筒井清忠

なぜ戦前の日本は破綻への道を歩んだのか。
その原因をより深く究明すべく、20名の研究者が最新研究の成果を結集する。
好評を博した昭和史講義シリーズ第二弾。
ちくま新書1194/2016/07/05刊行/ISBN:978-4-480-06906-1/352ページ/本体1,000円+税
昭和史講義2

目次

  1. 軍縮と軍人の社会的地位髙杉洋平
  2. 治安維持法―国際的比較の視点から中澤俊輔
  3. 中ソ戦争と日本等松春夫
  4. 世界恐慌下の日本小島庸平
  5. 血盟団事件と五・一五事件長谷川雄一
  6. 満州事変後の政局と政党政治の終焉小山俊樹
  7. 帝人事件から国体明徴声明まで菅谷幸浩
  8. 厚生省設置と人口政策牧野邦昭
  9. 日中戦争における和平工作──日本側から見た戸部良一
  10. 日中戦争における和平工作──中国側から見た岩谷將
  11. 天津租界事件から日米通商航海条約廃棄通告へ渡邉公太
  12. 天皇指名制陸相の登場──昭和一四年における天皇・陸軍・新聞筒井清忠
  13. 南部仏印進駐と関東軍特種演習──太平洋戦争への岐路森山優
  14. 日米開戦と海軍畑野勇
  15. ゾルゲ事件花田智之
  16. 大東亜会議の意味武田知己
  17. 大西洋憲章からポツダム宣言まで楠綾子
  18. 原爆投下とソ連参戦石井修
  19. 終戦から占領改革へ福永文夫
  20. 昭和期における平準化の進展──戦前・戦中・戦後沼尻正之

編・執筆者紹介

筒井清忠(つつい・きよただ)【編者/まえがき・第12講】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団上席研究員。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『昭和史講義』(編著、ちくま新書)、『二・二六事件とその時代』(ちくま学芸文庫)、『近衛文麿』(岩波現代文庫)、『満州事変はなぜ起きたのか』『陸軍士官学校事件』(以上、中公選書)など。
髙杉洋平(たかすぎ・ようへい)【第1講】
一九七九年生まれ。日本銀行金融研究所歴史研究課(個別事務委嘱)。国学院大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『宇垣一成と戦間期の日本政治』(吉田書店)。
中澤俊輔(なかざわ・しゅんすけ)【第2講】
一九七九年生まれ。秋田大学教育文化学部講師。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『治安維持法』(中公新書)、『近現代日本を史料で読む』(共著、中公新書)、『山川健次郎日記』(共著、芙蓉書房出版)など。
等松春夫(とうまつ・はるお)【第3講】
一九六二年生まれ。防衛大学校人文社会科学群国際関係学科教授。オックスフォード大学大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(国際関係論)。専門は政治外交史、比較戦争史。著書『日本帝国と委任統治』(名古屋大学出版会)、『昭和史講義』(共著、ちくま新書)、『日中戦争の軍事的展開』(共著、慶應義塾大学出版会)、『日英交流史1600-2000 3 軍事』(共著、東京大学出版会)など。
小島庸平(こじま・ようへい)【第4講】
一九八二年生まれ。東京大学大学院経済学研究科専任講師。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)。専門は近代日本経済史・農業史。論文「大恐慌期における救農土木事業の意義と限界」(『歴史と経済』二一二号)など。
長谷川雄一(はせがわ・ゆういち)【第5講】
一九四八年生まれ。東北福祉大学教育学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。専門は日本政治外交史、国際関係論。著書『近代日本の国際認識』(芦書房)、『アジア主義思想と現代』(編著、慶應義塾大学出版会)、『大正期日本のアメリカ認識』(編著、慶應義塾大学出版会)など。
小山俊樹(こやま・としき)【第6講】
一九七六年生まれ。帝京大学文学部史学科准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門は日本近現代政治史。著書『憲政常道と政党政治』(思文閣出版)、『近代機密費史料集成』(監修・編集、ゆまに書房)、『昭和史講義』(共著、ちくま新書)、『倉富勇三郎日記』(共著、国書刊行会)など。
菅谷幸浩(すがや・ゆきひろ)【第7講】
一九七八年生まれ。亜細亜大学法学部法律学科非常勤講師。学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(政治学)。専門は日本政治外交史、政治学。著書『日記に読む近代日本4 昭和前期』(共著、吉川弘文館)、論文「第一次近衛内閣期における政界再編成問題と戦争指導」(『法学新報』第一二〇巻三・四号)など。
牧野邦昭(まきの・くにあき)【第8講】
一九七七年生まれ。摂南大学経済学部准教授。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。専門は近代日本経済思想史。著書『戦時下の経済学者』(中公叢書)、『柴田敬』(日本経済評論社)、『昭和史講義』(共著、ちくま新書)など。
戸部良一(とべ・りょういち)【第9講】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部史学科教授。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は日本近現代史。著書『ピース・フィーラー』(論創社)、『逆説の軍隊』(中公文庫)、『日本陸軍と中国』(講談社選書メチエ)、『外務省革新派』(中公新書)、『昭和史講義』(共著、ちくま新書)など。
岩谷 將(いわたに・のぶ)【第10講】
一九七六年生まれ。北海道大学大学院法学研究科教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は日中関係史、中国近現代史。著書『対立と共存の歴史認識』(共著、東京大学出版会)、『昭和史講義』(共著、ちくま新書)、『蔣介石研究』(共著、東方書店)など。
渡邉公太(わたなべ・こうた)【第11講】
一九八四年生まれ。帝京大学文学部日本文化学科専任講師。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『昭和史講義』(共著、ちくま新書)、『「戦争」で読む日米関係100年』(共著、朝日選書)、論文「第四回日露協約と英米協調路線の再考」(『神戸法学雑誌』六〇巻一号)など。
森山 優(もりやま・あつし)【第13講】
一九六二年生まれ。静岡県立大学国際関係学部准教授。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』(新潮選書)、『日米開戦の政治過程』(吉川弘文館)、『昭和史講義』(共著、ちくま新書)など。
畑野 勇(はたの・いさむ)【第14講】
一九七一年生まれ。株式会社古藤事務所勤務。成蹊大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治史・外交史、日本海軍史。著書『近代日本の軍産学複合体』(創文社)、『昭和史講義』(共著、ちくま新書)、など。
花田智之(はなだ・ともゆき)【第15講】
一九七七年生まれ。防衛省防衛研究所戦史研究センター主任研究官。北海道大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門はロシア・ソ連軍事史、ロシア帝国論。著書『昭和史講義』(共著、ちくま新書)、『日露戦争兵器・人物事典』(共著、学研パブリッシング)など。
武田知己(たけだ・ともき)【第16講】
一九七〇年生まれ。大東文化大学法学部教授。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中途退学。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『重光葵と戦後政治』(吉川弘文館)、『昭和史講義』(共著、ちくま新書)、『近代日本のリーダーシップ』(共著、千倉書房)など。
楠 綾子(くすのき・あやこ)【第17講】
一九七三年生まれ。国際日本文化研究センター准教授。神戸大学大学院博士課程後期課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『吉田茂と安全保障政策の形成』(ミネルヴァ書房)、『現代日本政治史1 占領から独立へ』(吉川弘文館)など。
石井 修(いしい・おさむ)【第18講】
一九三六年生まれ。一橋大学名誉教授。東京大学経済学部卒業。ラトガース大学歴史学部博士課程修了(Ph.D. 取得)。専門は現代国際政治史、戦後日米関係史。著書『冷戦と日米関係』(ジャパンタイムズ)、『世界恐慌と日本の「経済外交」1930-1936年』(勁草書房)、『国際政治史としての 20世紀』(有信堂)、『覇権の翳り』(柏書房)など。
福永文夫(ふくなが・ふみお)【第19講】
一九五三年生まれ。独協大学法学部教授。神戸大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学)。専門は日本政治外交史、政治学。著書『日本占領史 1945-1952』(中公新書)、『大平正芳』(中公新書)、『第二の「戦後」の形成過程』(編著、有斐閣)など。
沼尻正之(ぬまじり・まさゆき)【第20講】
一九六五年生まれ。追手門学院大学地域創造学部准教授。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は宗教社会学、歴史社会学。著書『日本の歴史社会学』(共著、岩波書店)、『歴史社会学のフロンティア』(共著、人文書院)など。

昭和史講義3

──リーダーを通して見る戦争への道

筒井清忠

昭和のリーダーたちの決断はなぜ戦争へと結びついたのか。
近衛文麿、東条英機ら政治家・軍人のキーパーソン15名の生い立ちと行動を、
最新研究によって跡づける。
ちくま新書1266/2017/07/05刊行/ISBN:978-4-480-06977-1/304ページ/本体900円+税
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昭和史講義3

目次

  1. 加藤高明──二大政党政治の扉奈良岡聰智
  2. 若槻礼次郎──世論を説得しようとした政治家の悲劇今津敏晃
  3. 田中義一──政党内閣期の軍人宰相小山俊樹
  4. 幣原喜重郎──戦前期日本の国際協調外交の象徴西田敏宏
  5. 浜口雄幸──調整型指導者と立憲民政党井上敬介
  6. 犬養毅──野党指導者の奇遇五百旗頭 薫
  7. 岡田啓介──「国を思う狸」の功罪村井良太
  8. 広田弘毅──「協和外交」の破綻から日中戦争へ渡邉公太
  9. 宇垣一成──「大正デモクラシー」が生んだ軍人髙杉洋平
  10. 近衛文麿──アメリカという「幻」に賭けた政治家庄司潤一郎
  11. 米内光政──天皇の絶対的な信頼を得た海軍軍人畑野勇
  12. 松岡洋右──ポピュリストの誤算森山優
  13. 東条英機──ヴィジョンなき戦争指導者戸部良一
  14. 鈴木貫太郎──選択としての「聖断」波多野澄雄
  15. 重光葵──対中外交の可能性とその限界武田知己

編・執筆者紹介

筒井清忠(つつい・きよただ)【編者/まえがき】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団上席研究員。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』(以上編著、ちくま新書)、『二・二六事件とその時代』(ちくま学芸文庫)、『近衛文麿』(岩波現代文庫)、『満州事変はなぜ起きたのか』『陸軍士官学校事件』(以上、中公選書)など。
奈良岡聰智(ならおか・そうち)【第1講】
一九七五年生まれ。京都大学大学院法学研究科教授。京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『加藤高明と政党政治』(山川出版社)、『「八月の砲声」を聞いた日本人』(千倉書房)、『対華二十一ヵ条要求とは何だったのか』(名古屋大学出版会)など。
今津敏晃(いまづ・としあき)【第2講】
一九七四年生まれ。亜細亜大学法学部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。専門は日本近現代史。著書『日記に読む近代日本』第二巻(共著、吉川弘文館)、『最後の貴族院書記官長小林次郎日記』(共編、芙蓉書房出版)、論文「第一次若槻内閣下の研究会」(『史学雑誌』一一二編一〇号)、「一九二五年の貴族院改革に関する一考察」(『日本歴史』六七九号)など。
小山俊樹(こやま・としき)【第3講】
一九七六年生まれ。帝京大学文学部史学科教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門は日本近現代政治史。著書『憲政常道と政党政治』(思文閣出版)、『評伝森恪』(ウェッジ)、『近代機密費史料集成』(監修・編集、ゆまに書房)、『昭和史講義』『昭和史講義2』(以上共著、ちくま新書)、『倉富勇三郎日記』(共著、国書刊行会)など。
西田敏宏(にしだ・としひろ)【第4講】
一九七五年生まれ。椙山女学園大学現代マネジメント学部准教授。京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『二〇世紀日米関係と東アジア』(共著、風媒社)、『二〇世紀日本と東アジアの形成』(共著、ミネルヴァ書房)、『日本の歴史──近世・近現代編』(共著、ミネルヴァ書房)、『内田康哉関係資料集成』全三巻(共編、柏書房)など。
井上敬介(いのうえ・けいすけ)【第5講】
一九七八年生まれ。北海道大学大学院文学研究科助教。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『立憲民政党と政党改良』(北海道大学出版会)など。
五百旗頭 薫(いおきべ・かおる)【第6講】
一九七四年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学法学部卒業。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『大隈重信と政党政治』(東京大学出版会)、『条約改正史』(有斐閣)、『日本政治史の新地平』(共編、吉田書店)、『自由主義の政治家と政治思想』(共編、中央公論新社)など。
村井良太(むらい・りょうた)【第7講】
一九七二年生まれ。駒澤大学法学部政治学科教授。神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『政党内閣制の成立 一九一八〜二七年』『政党内閣制の展開と崩壊 一九二七〜三六年』(以上、有斐閣)、『第二の「戦後」の形成過程』(共著、有斐閣)など。
渡邉公太(わたなべ・こうた)【第8講】
一九八四年生まれ。帝京大学文学部日本文化学科専任講師。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『昭和史講義』『昭和史講義2』(以上共著、ちくま新書)、訳書『スパイクマン地政学 世界政治と米国の戦略』(芙蓉書房出版)など。
髙杉洋平(たかすぎ・ようへい)【第9講】
一九七九年生まれ。広島大学文書館助教。国学院大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『宇垣一成と戦間期の日本政治』(吉田書店)、『昭和史講義2』(共著、ちくま新書)など。
庄司潤一郎(しょうじ・じゅんいちろう)【第10講】
一九五八年生まれ。防衛省防衛研究所戦史研究センター長。筑波大学大学院博士課程社会科学研究科単位取得退学。専門は日本近代軍事・外交史、歴史認識。著書『検証 太平洋戦争とその戦略(全三巻)』(共編著、中央公論新社)、『近代日本のリーダーシップ』(共著、千倉書房)、『アジア主義思想と現代』(共著、慶應義塾大学出版会)など。
畑野 勇(はたの・いさむ)【第11講】
一九七一年生まれ。株式会社古藤事務所勤務。成蹊大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治史・外交史、日本海軍史。著書『近代日本の軍産学複合体』(創文社)、『昭和史講義』『昭和史講義2』(以上共著、ちくま新書)など。
森山 優(もりやま・あつし)【第12講】
一九六二年生まれ。静岡県立大学国際関係学部教授。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』(新潮選書)、『日米開戦の政治過程』(吉川弘文館)、『日米開戦と情報戦』(講談社現代新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』(以上共著、ちくま新書)など。
戸部良一(とべ・りょういち)【第13講】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部史学科教授。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は日本近現代史。著書『ピース・フィーラー』(論創社)、『逆説の軍隊』(中公文庫)、『日本陸軍と中国』(ちくま学芸文庫)、『外務省革新派』(中公新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』(以上共著、ちくま新書)など。
波多野澄雄(はたの・すみお)【第14講】
一九四七年生まれ。国立公文書館アジア歴史資料センター長、外務省『日本外交文書』編纂委員長、筑波大学名誉教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)。専門は日本外交史。著書に『幕僚たちの真珠湾』(吉川弘文館)、『太平洋戦争とアジア外交』(東京大学出版会)、『国家と歴史』(中公新書)、『歴史としての日米安保条約』(岩波書店)、『宰相鈴木貫太郎の決断』(岩波現代全書)など。
武田知己(たけだ・ともき)【第15講】
一九七〇年生まれ。大東文化大学法学部教授。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中途退学。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『重光葵と戦後政治』(吉川弘文館)、『昭和史講義』『昭和史講義2』(以上共著、ちくま新書)、『近代日本のリーダーシップ』(共著、千倉書房)など。

昭和史講義

【軍人篇】

筒井清忠

戦争の責任は誰にあるのか。
東条英機、石原莞爾、山本五十六ら、戦争を指導した帝国陸海軍の軍人たちの実像を
最新研究をもとに描きなおし、その功罪を検証する。
ちくま新書1341/2018/07/05刊行/ISBN: 978-4-480-07163-7/304ページ/本体900円+税
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昭和史講義

目次

昭和陸軍の派閥抗争―まえがきに代えて筒井清忠

  1. 東条英機―昭和の悲劇の体現者武田知己
  2. 梅津美治郎―「後始末」に尽力した陸軍大将庄司潤一郎
  3. 阿南惟幾―「徳義即戦力」を貫いた武将波多野澄雄
  4. 鈴木貞一―背広を着た軍人髙杉洋平
  5. 武藤章―「政治的軍人」の実像髙杉洋平
  6. 石原莞爾―悲劇の鬼才か、鬼才による悲劇か戸部良一
  7. 牟田口廉也―信念と狂信の間戸部良一
  8. 今村均―「ラバウルの名将」から見る日本陸軍の悲劇渡邉公太
  9. 山本五十六―その避戦構想と挫折畑野勇
  10. 米内光政―終末点のない戦争指導相澤淳
  11. 永野修身―海軍「主流派」の選択森山優
  12. 高木惣吉―昭和期海軍の語り部手嶋泰伸
  13. 石川信吾―「日本海軍最強硬論者」の実像畑野勇
  14. 堀悌吉―海軍軍縮派の悲劇筒井清忠

編・執筆者紹介

筒井清忠(つつい・きよただ)【編者/昭和陸軍の派閥抗争・第14講】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部日本文化学科教授・文学部長。東京財団政策研究所上席研究員。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『戦前日本のポピュリズム』(中公新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』(編著、ちくま新書)、『近衛文麿』『日本型「教養」の運命』(以上、岩波現代文庫)など。
武田知己(たけだ・ともき)【第1講】
一九七〇年生まれ。大東文化大学法学部教授。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中途退学。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『重光葵と戦後政治』(吉川弘文館)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』(以上共著、ちくま新書)、『近代日本のリーダーシップ』(共著、千倉書房)など。
庄司潤一郎(しょうじ・じゅんいちろう)【第2講】
一九五八年生まれ。防衛省防衛研究所研究幹事。筑波大学大学院博士課程社会科学研究科単位取得退学。専門は日本近代軍事・外交史、歴史認識。著書『検証 太平洋戦争とその戦略(全三巻)』(共編著、中央公論新社)、『近代日本のリーダーシップ』(共著、千倉書房)、『昭和史講義3』(共著、ちくま新書)など。
波多野澄雄(はたの・すみお)【第3講】
一九四七年生まれ。国立公文書館アジア歴史資料センター長、外務省「日本外交文書」編纂委員長、筑波大学名誉教授。慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)。専門は日本外交史。著書に『幕僚たちの真珠湾』(朝日新聞社)、『太平洋戦争とアジア外交』(東京大学出版会)、『国家と歴史』(中公新書)、『歴史としての日米安保条約』(岩波書店)、『宰相鈴木貫太郎の決断』(岩波現代全書)など。
髙杉洋平(たかすぎ・ようへい)【第4講・第5講】
一九七九年生まれ。広島大学文書館助教。国学院大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史。著書『宇垣一成と戦間期の日本政治』(吉田書店)、『昭和史講義2』『昭和史講義3』(以上共著、ちくま新書)など。
戸部良一(とべ・りょういち)【第6講・第7講】
一九四八年生まれ。帝京大学文学部史学科教授。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は日本近現代史。著書『ピース・フィーラー』(論創社)、『逆説の軍隊』(中公文庫)、『日本陸軍と中国』(ちくま学芸文庫)、『外務省革新派』(中公新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』(以上共著、ちくま新書)、『自壊の病理』(日本経済新聞出版社)など。
渡邉公太(わたなべ・こうた)【第8講】
一九八四年生まれ。帝京大学文学部日本文化学科専任講師。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』(以上共著、ちくま新書)、『第一次世界大戦期日本の戦時外交 ― 石井菊次郎とその周辺』(現代図書、近刊)。
畑野勇(はたの・いさむ)【第9講・第13講】
一九七一年生まれ。学校法人根津育英会武蔵学園勤務。成蹊大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は日本政治史・外交史、日本海軍史。著書『近代日本の軍産学複合体』(創文社)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』(以上共著、ちくま新書)など。
相澤淳(あいざわ・きよし)【第10講】
一九五九年生まれ。防衛大学校防衛学教育学群統率・戦史教育室教授。上智大学大学院外国語学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(国際関係論)。専門は国際関係史、日本海軍史。著書『海軍の選択』(中公叢書)、『日記で読む近現代日本政治史』(共著、ミネルヴァ書房)、『日本海軍史の研究』(共著、吉川弘文館)、『日英交流史1600-2000 3 軍事』(共著、東京大学出版会)など。
森山優(もりやま・あつし)【第11講】
一九六二年生まれ。静岡県立大学国際関係学部教授。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』(新潮選書)、『日米開戦の政治過程』(吉川弘文館)、『日米開戦と情報戦』(講談社現代新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』(以上共著、ちくま新書)など。
手嶋泰伸(てしま・やすのぶ)【第12講】
一九八三年生まれ。国立高等専門学校機構福井工業高等専門学校講師。東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。専門は日本近現代史。著書『昭和戦時期の海軍と政治』『海軍将校たちの太平洋戦争』(以上、吉川弘文館)、『日本海軍と政治』(講談社現代新書)。

平成史講義

吉見俊哉

平成とは、戦後日本的なものが崩れ落ち、革新の試みが挫折した30年間だった。
政治、経済、雇用、メディア。第一線の研究者がその隘路と活路を描く決定版通史。
ちくま新書1385/2019/02/05刊行/ISBN:978-4-480-07198-9/304ページ/本体900円+税
平成史講義

目次

  1. 昭和の終焉吉見俊哉
  2. 「改革」の帰結野中尚人
  3. 官僚制・自治制の閉塞金井利之
  4. 会社の行方石水喜夫
  5. 若者の困難・教育の陥穽本田由紀
  6. メディアの窮状音 好宏
  7. 平成リベラルの消長と功罪北田暁大
  8. 中間層の空洞化新倉貴仁
  9. 冷戦の崩壊佐道明広
  10. アメリカの後退・日本の漂流吉見俊哉

編・執筆者紹介

吉見俊哉(よしみ・しゅんや)【編者/まえがき・第1講・第10講】
一九五七年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専門は社会学・文化研究。著書『夢の原子力』(ちくま新書)、『ポスト戦後社会』『親米と反米』『大学とは何か』『トランプのアメリカに住む』(以上、岩波新書)、『「文系学部廃止」の衝撃』『大予言』『戦後と災後の間』(以上、集英社新書)、 『天皇とアメリカ』(集英社新書、テッサ・モーリス‐スズキとの共著)など多数。
野中尚人(のなか・なおと)【第2講】
一九五八年生まれ。学習院大学法学部教授。東京大学大学院総合文化研究科国際関係論専攻博士課程修了。博士(学術)。専門は比較政治学。著書に『自民党政治の終わり』(ちくま新書)、『自民党政権下の政治エリート』(東京大学出版会)、共著に『民主政とポピュリズム』(筑摩選書)、『公務員制度改革』『公務員人事改革』(以上、学陽書房)、 『さらばガラパゴス政治』(日本経済新聞出版社)など。
金井利之(かない・としゆき)【第3講】
一九六七年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学法学部卒業。同助手、東京都立大学法学部助教授を経て現職。専門は自治体行政学。著書に『行政学講義』(ちくま新書)、『自治制度』『財政調整の一般理論』(以上、東京大学出版会)、『実践自治体行政学』(第一法規)、『原発と自治体』(岩波ブックレット)、共著に『地方創生 の正体』(ちくま新書)、『原発被災地の復興シナリオ・プランニング』(共編著、公人の友社)『縮減社会の合意形成』 (編著、第一法規)など。
石水喜夫(いしみず・よしお)【第4講】
一九六五年生まれ。大東文化大学経済研究所兼任研究員、元京都大学教授。立教大学経済学部経済学科卒業。専門は労働経済、労使関係。著書に『日本型雇用の真実』(ちくま新書)、『ポスト構造改革の経済思想』(新評論)、『現代日本の労働経済』(岩波書店)など。
本田由紀(ほんだ・ゆき)【第5講】
一九六四年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。専門は教育社会学。著書に『教育の職業的意義』『もじれる社会』(以上、ちくま新書)、『軋む社会』(河出文庫)、『社会を結びなおす』(岩波ブックレット)、『「家庭教育」の隘路』(勁草書房)、『若者と仕事』(東京大学出版会)、『多元化する「能力」と日本社会』(NTT出版)、『学校の「空気」』(岩波書店)など。
音好宏(おと・よしひろ)【第6講】
一九六一年生まれ。上智大学文学部新聞学科教授。上智大学大学院文学研究科新聞学専攻博士後期課程修了。専門はメディア論。NPO法人放送批評懇談会理事長、衆議院総務調査室客員研究員などを務める。著書に『放送メディアの現代的展開』(ニューメディア)、共編著に『総合的戦略論ハンドブック』(ナカニシヤ出版)など。
北田暁大(きただ・あきひろ)【第7講】
一九七一年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻博士課程単位取得退学。博士(社会情報学)。専門は社会学、メディア論。著書に『終わらない「失われた20年」』(筑摩選書)、『社会制作の方法』(けいそうブックス)、『広告の誕生』(岩波現代文庫)、『〈意味〉への抗い』(せりか書房)、『嗤う 日本の「ナショナリズム」』(NHKブックス)など多数。
新倉貴仁(にいくら・たかひと)【第8講】
一九七八年生まれ、成城大学文芸学部准教授。東京大学大学院情報学環・学際情報学府修了。博士(社会情報学)。専門は文化社会学、メディア論。著書に『「能率」の共同体』(岩波書店)、共著に『一九六四年東京オリンピックは何を生んだのか』(青弓社)、『文化社会学の条件』(日本図書センター)、『戦後思想の再審判』(法律文化社)、論文に 「都市とスポーツ ― 皇居ランの生‐政治」(「iichiko」第126 号)など。
佐道明広(さどう・あきひろ)【第9講】
一九五八年生まれ。中京大学総合政策学部教授。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学)。専門は日本政治外交史。著書に『自衛隊史』(ちくま新書)、『戦後日本の防衛と政治』『戦後政治と自衛隊』『「改革」政治の混迷』『自衛隊史論』(以上、吉川弘文館)、『沖縄現代政治史』(吉田書店)など。