荘子と遊ぶ ─禅的思考の源流へ
むふふ。
『荘子』はすこぶる面白い。読んでいると「常識」という桎梏から解放される。それは「心の自由」のための哲学だ。魅力的な言語世界を味わいながら、現代的な解釈を試みる。
特集 筑摩選書創刊一挙六点! 編集担当者が語る「この一冊」
『荘子』はすこぶる面白い。読んでいると、世の中の「常識」という桎梏から解放される。二千年以上前から伝わるこの本は、今に生きる「心の自由」のための哲学なのだ。そしてその思想は、禅の考え方にも深く沁み込んでいる。…あらゆる価値や尺度からまったき自由を獲得した稀代の思想家の、非常識で魅力的な言語世界を味わい、「遊」の世界へ読者をいざなう。
「むずむず」からの旅立ち
荘子と禅の接近
坐忘と心斎
夢みぬ人の夢
道と徳、そして性と命
禅的「無」の系譜
渾沌王子、登場
和して唱えず
運りて積まず
デクノボーと「ご神木」〔ほか〕
2011.1.02 久保 淳子
『荘子』をこのようにひもといてくださるなんて、何たる幸せ。『荘子』に対する思いが、何としても読ませようという欲求の強さとなり、思いがけない執筆作法を生み出し、全編、著者のわくわく感に引っ張られ、読まされてしまいました。その、自在な遊び心に、今回も、思いっきり腹筋運動もさせてもらいました。”運りて積まず”といわれても、必死でメモをしております。 久保 淳子(在ハンガリー)
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