生老病死の図像学 ─仏教説話画を読む
苦しみを見つめ、
哀しみを超える
仏教の教理を絵で伝える説話画をイコノロジーの手法で読み解くと、中世日本人の死生観が浮かび上がる。生活史・民俗史をも視野に入れた日本美術史の画期的論考。
- シリーズ:
- 1,980円(税込)
- Cコード:0370
- 整理番号:
- 刊行日:
2012/02/13
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:304
- ISBN:978-4-480-01537-2
- JANコード:9784480015372
- 在庫 問合せ
人は、この世に生まれ、年老い、病を得て、死ぬ。仏教に謂う「四苦」を日本人はどのように捉えてきたのか。教理経論を絵で伝える「仏教説話画」を、イコノロジーの手法で読み解くと、苦しみに対峙する中世日本人の心性が浮き彫りになり、時空を超えて、その知=死生観・宇宙観が現代によみがえる。生活史・民俗史をも視野に入れた、日本美術史の画期的論考。
第1章 生まれることは苦しいか?(四苦とはなにか
「生苦」とはなにか ほか)
第2章 老いの醜さ・老いの尊さ(老いはいつから始まるか
老いの醜さ ほか)
第3章 病の三態と「病草紙」(病のイメージ
路上の病人 ほか)
第4章 死を超えて(死ぬのはいつも他人
「死苦」のイメージの二面性―哀惜と嫌悪の精神史 ほか)
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