天皇百話 上の巻

鶴見 俊輔 編集 , 中川 六平 編集

史上最長の在位を記録し、激動の時代の波をくぐりぬけた天皇裕仁の歩みをエピソードで綴るアンソロジーであり、「昭和史」でもある。
【解説: 鶴見俊輔 】

天皇百話 上の巻
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,485円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:つ-2-1
  • 刊行日: 1989/04/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:784
  • ISBN:4-480-02288-0
  • JANコード:9784480022882
鶴見 俊輔
鶴見 俊輔

ツルミ シュンスケ

1922−2015年。哲学者。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。46年、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。2004年、大江健三郎らと「九条の会」呼びかけ人となる。著書に『アメリカ哲学』『限界芸術論』『アメノウズメ伝』などのほか、エッセイ、共著など多数。『鶴見俊輔集』全17巻もある。

この本の内容

激動の“昭和”。時代の荒波をくぐり抜け、歴代天皇の中で最も長く在位した天皇裕仁。その八十七年の生涯を、側近から外国人まで、様々な証言と記録によって浮き彫りにしたアンソロジー。本巻では1901年(明治34)の誕生から1945年(昭和20)の敗戦の日までを追う―天皇・運命の誕生(鈴木孝)、陛下の少年時代(学習院ご学友)、満州某重大事件(原田熊雄)、反逆者とは何事(美濃部達吉)、2・26事件獄中手記(磯部浅一)、ルーズベルト裕仁に訴える(ジョセフ・グルー)、終戦の真相(迫水久常)、滅亡か終戦か(鈴木貫太郎)、玉音放送の前夜(石渡荘太郎)などを収録。

この本の目次

降誕(「官報」)
命名の儀(「官報」)
川村純義(渡辺幾治郎)
里親・里子(宮本常一)
自分のうけた印象(長与善郎)
天皇・運命の誕生(鈴木孝)
肉親としての天皇陛下(秩父宮雍仁・柳沢健)
乃木大将とのお別れ(甘露寺受長)
人生への影響(「朝日新聞」)
世界のなかの天皇(鶴見俊輔)〔ほか〕

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