ちくま文庫

ヨイヨワネ あおむけ&うつぶせBOX
ヨシタケシンスケ
著
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ベストセラー『キャッチ22』の作家、ジョーセフ・ヘラーが“ギランバレー症候群”という原因不明の奇病に冒される。全身が麻痺し、身動きがとれない重病である。がヘラーは暗くなるどころか、看病を血縁関係に頼らず、20年30年と続いている古い友人達のネットワークの支援を得る。彼らは入れかわり立ちかわりヘラーの病室を訪れ、サロンがわりに遊んでゆく。深い諦念に裏づけられた楽観主義的な人生への姿勢によって繰り広げられる前代未聞の闘病記。
集中治療室での22日間
運命の1981年12月12日
健康の絶頂から墜落した男
ジョーと愉快な仲間たち
病人にとっての願いは
病気は予想以上に長びきそうだ
1人にだけはなりたくない
病室が新しい社交場になった
こんな苦痛にどこまで耐えられるのか
地獄からの引っ越し
個室での23日間
「人生とはそういうものですよ」
回復へのゆるやかな階段
ジョーを迎える準備
友情こそルルドの泉なのだ
5ドルでヨーロッパ旅行をする方法
家を「レイプ」して告発される
1982年・奇妙な夏
病気も離婚もぜいたくなのか
作家ほど素晴らしい商売はない
離婚にかかった30万ドル
3人にとって特別な年
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