シェイクスピア全集14 コリオレイナス
母と子の絆が生んだ悲劇
誇り高きローマの将軍コリオレイナスは、民衆の支持を得られずに祖国から追放される。復讐に燃える孤独な英雄の葛藤と悲劇。
【解説: 河合祥一郎 】
ローマの隣国ヴォルサイとの戦いで都コリオライを陥落させた将軍ケイアス・マーシアスは、コリオレイナスの名を与えられるが、市民の反感を買ってローマから追放される。行方知れずになった誇り高き英雄は、宿敵オーフィディアスと手を結び、祖国ローマを攻め落とそうとする。この企てを知った母ヴォラムニアと妻ヴァージリアは嘆き悲しみ―。シェイクスピア最後の悲劇。
2007.11.14 nobuaki
何より翻訳が素晴らしいと思います。
文学作品としても、演劇作品の脚本としても楽しむことができるよう、随所に工夫が凝らされているのが見て取れます。
松岡和子さん翻訳の同全集をこれからも楽しみにしています。
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