生命観を問いなおす ─エコロジーから脳死まで

森岡 正博

エコロジー運動や脳死論を支える考え方に落とし穴はないだろうか? 欲望の充足を追求しつづける現代のシステムに鋭いメスを入れ、私たちの生命観を問いなおす。

生命観を問いなおす ─エコロジーから脳死まで
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:12
  • 刊行日: 1994/10/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-05612-2
  • JANコード:9784480056122
森岡 正博
森岡 正博

モリオカ マサヒロ

1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得(倫理学)。現在、大阪府立大学教授。人文諸科学を横断しつつ、自らを棚に上げない思考を展開。生命学の提唱者にして哲学者。著書に『生命学への招待』『生命学に何ができるか』(以上、勁草書房)、『生命観を問いなおす』(ちくま新書)、『宗教なき時代を生きるために』『増補決定版・脳死の人』(以上、法藏館)、『無痛文明論』『生命学をひらく』(トランスビュー)、『草食系男子の恋愛学』(メディアファクトリー)、『生者と死者をつなぐ』(春秋社)などがある。

この本の内容

環境破壊から脳死問題まで、現代社会はきわめて深刻な事態に直面している。このような現代の危機を生み出したのは、近代テクロジーと高度資本主義のシステムであり、我々の外部に敵があるのだという主張がある。生命と自然にかかわる諸問題に鋭いメスを入れ、あくなき欲望の充足を追求する現代システムに生きる私たち自身の内部の生命観を問いなおす。生命と現代文明を考える読者のためのやさしいガイドブック。

この本の目次

序章 環境倫理と生命倫理
第1章 生命テクノロジーの甘い罠
第2章 エコ・ナショナリズムの誘惑
第3章 リサイクル文明の逆説
第4章 ディープエコロジーと生命主義
第5章 専門の囲いの中で―脳死身体の実験利用の現実
第6章 反脳死論を解読する

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可