群衆 ─モンスターの誕生

今村 仁司

群衆とは何か。近代資本主義社会の表舞台に主役として登場してきた群衆。その怪物的性格を明らかにし、現代人の存在のあり方を根源から鋭く問う群衆社会批判。

群衆 ─モンスターの誕生
  • シリーズ:ちくま新書
  • 726円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:56
  • 刊行日: 1996/01/18
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-05656-4
  • JANコード:9784480056566
今村 仁司
今村 仁司

イマムラ ヒトシ

今村 仁司(いまむら・ひとし):1942-2007年。岐阜県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。元東京経済大学教授。専攻は社会思想史、社会哲学。

著者に関する情報

追悼・今村仁司[全文を読む]

この本の内容

群衆とは何か。近代資本主義の誕生とともに、歴史と社会の表舞台に主役として登場してきた群衆。二十世紀のナチズムもスターリニズムも群衆社会がつくりだした全体主義の脅威であったことは記憶にあたらしい。一体われわれは、激流のような群衆化傾向に対して抵抗できるのだろうか。ポー、ボードレールやニーチェ、メアリー・シェリーらの群衆への驚き、カネッティやモスコヴィッシの群衆分析、トクヴィルの民主主義論、ルボン、タルド、フロイトらの心理学的考察など、さまざまな視点からその怪物的性格を明らかにし、現代人の存在のあり方を根源から鋭く問う群衆社会批判。

この本の目次

第1部 群衆の本質
第2部 群衆の分析

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