恐竜のアメリカ
恐竜発掘を契機にした巨大なものへの関心は、進化論と交錯しながら作家たちの想像力を刺激してきた。電脳時代になお支配的な巨大妄想の深層心理を探る社会文化史。

- シリーズ:ちくま新書
- 726円(税込)
- Cコード:0298
- 整理番号:120
- 刊行日:
1997/08/19
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:208
- ISBN:4-480-05720-X
- JANコード:9784480057204
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アメリカ大陸は文字通り恐竜王国である。その恐竜発掘を契機にした巨大なものへの関心は、進化論と交錯しながら、H・メルヴィルやM・トウェインからM・クライトンに至る作家たちの想像力を刺激してきた。そして今日、人工生命と結びついて、新たな展開を見せはじめている。社会文化史的なエピソードを交えながら、巨大妄想の深層心理を解剖する。
第1章 ニューイングランドの岸辺で(100万年の孤独
ネッシーから、始まる ほか)
第2章 巨大妄想(ダーウィンの黒熊鯨とメルヴィルの白子鯨
ロマン主義者のガラパゴス ほか)
第3章 恐竜小説史の革命(ダビデとゴリアテ症候群―トウェイン、ヴォネガット、ジェイコブスン
神が見世物になる時―『ゴジロ』を読む ほか)
第4章 人工恐竜はイディオ・サヴァンの夢を見るか?(『ジュラシック・パーク』以前・以後
バージェス博物館―『ディファレンス・エンジン』を読み直す ほか)
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