ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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入社式から社葬まで、会社の掟と儀礼に生きるサラリーマン。農村社会が崩壊した今、彼らこそ、現代の「常民」ではないだろうか。校則や新歓コンパなど若者世界の決まりとイニシエーション、主婦やワーキングウーマンなど多様化する女性たちのライフスタイル、そして現代人の死に場所と霊魂の行方。「群れ」社会に生きる日本人の覚悟と自己決定のあり方を民俗学の視点から探る一冊。
プロローグ 「神話」の崩壊と「伝統」の回帰のなかで
第1部 掟と噂(会社の掟―現代サラリーマン事情
うわさ話と共同体)
第2部 女の幸福(結婚と相手
現代女性とライフスタイルの選択―主婦とワーキングウーマン)
第3部 霊魂の行方(「死に場所」と覚悟)
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