こころの情報学
情報が心を、心が情報を創る! オートポイエーシス、動物行動学、人工知能、現象学、言語学などの広範囲な知を横断しながら、まったく新しい心の見方を提示する。
地球上に生命が誕生した三十数億年前に、情報も同時に誕生した。情報とは生命の意味作用であり、ヒト特有の言語もその発展形にほかならない。すなわち、ヒトの“心”とは“情報”が織りなすダイナミックなプロセスなのである!それでは、動物の心を根底にもちながら、一方で機械(コンピュータ)で心をつくろうという野望を抱く、現代人の心とはいったい何か?オートポイエーシス、動物行動学、アフォーダンス、人工知能といった理系の知と、現象学、言語学、社会学などの文系の知を横断しながら、まったく新しい心の見方を提示する、冒険の書。
第1章 情報から心をみる(情報学からの展望
心は情報処理機械か ほか)
第2章 機械の心(機械が言葉をしゃべるとは
人工知能の挑戦 ほか)
第3章 動物の心(生命の誕生と歴史
心的システムの進化 ほか)
第4章 ヒトの心(言語が生まれる
原型言語 ほか)
第5章 サイバーな心(もとめられる身体性
イメージ商品としての機械情報 ほか)
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