こころの情報学

西垣 通

情報が心を、心が情報を創る! オートポイエーシス、動物行動学、人工知能、現象学、言語学などの広範囲な知を横断しながら、まったく新しい心の見方を提示する。

こころの情報学
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:204
  • 刊行日: 1999/06/17
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-05804-1
  • JANコード:9784480058041
西垣 通
西垣 通

ニシガキ トオル

1948年東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業、日立製作所に入社。コンピュータ・ソフトの研究開発に携わる。その間、スタンフォード大学で客員研究員。その後、明治大学などを経て、現在、東京大学大学院情報学環教授。工学博士。理系の知と文系の知を架橋する新しい情報学の構築をめざし続けている。著書に『IT革命』『ウェブ社会をどう生きるか』(岩波新書)、『こころの情報学』(ちくま新書)、『デジタル・ナルシス』(岩波書店、第13回サントリー学芸賞受賞)、『コズミック・マインド』(岩波書店)、『情報学的転回』(春秋社)、『基礎情報学』『続基礎情報学』(NTT出版)、『サイバーペット/ウェブ生命情報論』(千倉書房)ほか多数。

この本の内容

地球上に生命が誕生した三十数億年前に、情報も同時に誕生した。情報とは生命の意味作用であり、ヒト特有の言語もその発展形にほかならない。すなわち、ヒトの“心”とは“情報”が織りなすダイナミックなプロセスなのである!それでは、動物の心を根底にもちながら、一方で機械(コンピュータ)で心をつくろうという野望を抱く、現代人の心とはいったい何か?オートポイエーシス、動物行動学、アフォーダンス、人工知能といった理系の知と、現象学、言語学、社会学などの文系の知を横断しながら、まったく新しい心の見方を提示する、冒険の書。

この本の目次

第1章 情報から心をみる(情報学からの展望
心は情報処理機械か ほか)
第2章 機械の心(機械が言葉をしゃべるとは
人工知能の挑戦 ほか)
第3章 動物の心(生命の誕生と歴史
心的システムの進化 ほか)
第4章 ヒトの心(言語が生まれる
原型言語 ほか)
第5章 サイバーな心(もとめられる身体性
イメージ商品としての機械情報 ほか)

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