まず、この本が絶版になっていることがどれだけ残念なことであるかを強調したいです。
これは沖縄「入門」というよりも、沖縄を見る視点を地政学的なものから海政学ともいうべき視点に転ずることによって、従来の閉鎖的国家観を根底から揺るがす思考を提供する書であると言えます。
東アジア・東南アジアの歴史(日本ももちろん含む)において、また現在においても、ヒトやモノやブンカがどれほどダイナミックに交叉しながらこの地域・海域を形作ってきたか。その中で沖縄がどのような役割を果たしてきたかがわかります。そしてこの見方は、これからの「世界」を見るための、新しい(閉鎖的国家観に囚われない)視点であると思います。
地域研究だけでなく、国際関係や国際文化学を勉強している人には是非読んでもらいたい本です。
これは沖縄「入門」というよりも、沖縄を見る視点を地政学的なものから海政学ともいうべき視点に転ずることによって、従来の閉鎖的国家観を根底から揺るがす思考を提供する書であると言えます。
東アジア・東南アジアの歴史(日本ももちろん含む)において、また現在においても、ヒトやモノやブンカがどれほどダイナミックに交叉しながらこの地域・海域を形作ってきたか。その中で沖縄がどのような役割を果たしてきたかがわかります。そしてこの見方は、これからの「世界」を見るための、新しい(閉鎖的国家観に囚われない)視点であると思います。
地域研究だけでなく、国際関係や国際文化学を勉強している人には是非読んでもらいたい本です。