ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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政策や理念の異なる政党どうしの連立・離散や、女子高性の「援助交際」と称した売春…、日本人のこの無節操ぶりはどこからくるのか?振り返れば、「あの憎き鬼畜米英」を呼号した国民が敗戦後すぐにはもう「マッカーサーの子どもを産みたい」とまでの豹変ぶりを示した。本書では、日本人は他国民のように行動原理を持つ必要なく今までやってこられた「情緒原理主義者」であると分析。その上で、今後の日本にとって重要な国家戦略のあり方を提示する。
第1章 日本人は情緒原理主義者である―原理論
第2章 あいまい思考と「わが心の内なる村八分」―認知論
第3章 「和」と葛藤回避社会の深層―社会論
第4章 「未熟な甘え」がジコチュー人間を生んだ―「甘え」論
第5章 情緒原理主義はフィードバック機能が欠如している―比較文明論
第6章 「自他への懐疑精神を伴った行動原理主義者」への道―戦略論
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