ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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年金改革や地方分権の推進など、これまでより「小さな政府」論が脚光を浴びつつある。だがその実現のためには国の財政改革を進めておかなければならないが、国と地方合わせて六六六兆円という世界最高の負債を返済するにしても、頼みの綱は結局は国民の税金だ。税金を取り巻く環境が大きく変わろうとしている今、我が国の「失われた一〇年」をもたらした税制を、豊富な諸外国のデータと比較検討し、市民の側からもう一度見直す税金の基礎知識。
序章 欧米は減税ラッシュ
第1章 日本の所得税最高税率は世界一
第2章 源泉徴収制度は「納税愚民」育成策
第3章 見かけは低い日本の消費税
第4章 法人税、相続税も世界一
第5章 進まない財源の地方移譲
第6章 未来の税金を算出すれば
第7章 日本の「失われた一〇年」
第8章 財政構造改革の展望
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