よみなおし戊辰戦争

星 亮一

徳川幕府最後の戦い戊辰戦争とは何だったのか。いまなお誤解に満ちた幕末の闘いを、史料や小説を題材に徹底検証し、日本近代史のよみなおしを迫る。

よみなおし戊辰戦争
  • シリーズ:ちくま新書
  • 748円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:299
  • 刊行日: 2001/06/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-05899-0
  • JANコード:9784480058997
星 亮一
星 亮一

ホシ リョウイチ

1935年仙台市生まれ。東北大学文学部国史学科卒業。福島民報記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て文筆業。2002年日本大学大学院総合社会情報研究科修了。取材の眼はいつも歴史と人間に向けられている。著書に『よみなおし戊辰戦争』『野口英世の生きかた』(以上ちくま新書)、『会津戦争全史』(講談社選書メチエ)ほか多数。『奥羽越列藩同盟』(中公新書)で1996年度福島民報出版文化賞受賞。

著者に関する情報

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この本の内容

一度つくられた歴史観はなかなか変えられない。明治維新によって「近代国家」が形成される際に、薩摩藩・長州藩らの連合軍は、敵対する旧幕府・会津藩らに「朝敵」の呼び名を使い、国民感情を鼓舞する点で大きな効果をあげた。一方、京都守護職として御所の警備に当たっていた会津藩はいわれのない汚名を着せられたことになる。本書は、明治維新後一三〇年以上を経てもなお「朝敵」や「賊軍」という言葉が安易に使われている現実を直視し、維新前後の歴史事実をていねいに掘り起こすと同時に、日本近代史のよみなおしを迫る。

この本の目次

第1章 日本近代史の見直しが求められている(欺瞞に満ちた明治維新
ピカドンと同じ ほか)
第2章 東北と越後にとっての戊辰戦争(仙台藩の二人の自刃が意味するもの
楢山佐渡と原敬 ほか)
第3章 官軍と賊軍(『復古記』
『奇兵隊日記』 ほか)
第4章 東西融和への道(なぜいま戊辰戦争か
鹿角vs佐賀 ほか)

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