ハイエナ資本主義

中尾 茂夫

不良債権から抜け出せない日本は、今やIMF管理まで囁かれつつある。世界を劇的に変えたグローバリズムの功罪を検証し、日本型システムの未来について考える。

ハイエナ資本主義
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0233
  • 整理番号:342
  • 刊行日: 2002/04/18
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-05942-3
  • JANコード:9784480059420
中尾 茂夫
中尾 茂夫

ナカオ シゲオ

1954年生まれ。国際金融研究家・著述家。経済学博士。大阪と東京での39年の大学教員生活をへて現在に至る。海外ではシカゴ連邦準備銀行やタイNIDA等で客員研究員、西ミシガン大学や中国人民大学等で客員教授、国内では、NHKやJBIC(国際協力銀行)で調査主査を務める。主な著書に、『ジャパンマネーの内幕』(岩波書店、第32回エコノミスト賞)、『金融グローバリズム』(編著、東京大学出版会)、『FRB ドルの守護神』(PHP新書)、『トライアングル資本主義』(東洋経済新報社)、『ドル支配は続くか』『ハイエナ資本主義』、『日本が外資に喰われる』(以上、ちくま新書)他。

この本の内容

市場原理主義とアメリカ陰謀論が飛び交うばかりで、依然として不良債権から抜け出せない日本は、いまやIMF管理の可能性をもささやかれつつある。世界を劇的に変えたグローバリズムの功罪を検証し、日本型システムの可能性について考える。

この本の目次

第1章 九・一一以降の世界(世界は変わったのか?
アメリカ自爆テロからアフガニスタン戦争まで ほか)
第2章 グローバリズムの勝者と敗者(金融グローバリズムの席巻
文化のグローバリゼーション ほか)
第3章 バンコク・コネクション(バンコクの光と影
アジア的クローニー性について ほか)
第4章 日本の落日は避けられるか?(人と文化の落日
過小資本問題 ほか)

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