ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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「うつかもしれない…」。現代を生きる日本人の多くが、つぶやいた経験をもつ一言。実は、わが国に顕著な“メランコリー親和型うつ病”は、「律儀、几帳面、清潔、真面目、仕事熱心」など、われわれの多くが思い当たるであろう、その心性に深く根ざすものだ。つまり「風土病」と称されるべきものである。本書は、「平凡な良き日本人の生き方」を考察し肯定しつつ、「病」から私たちを救い出すよう試みる、一精神科医の思索の結晶である。
第1章 メランコリー親和型うつ病
第2章 うつ病の症例
第3章 金、商品、モノ
第4章 罪と罰
第5章 うつを生きる
第6章 うつを病む
第7章 うつ病と資本主義
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