ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
loading...
「学力低下」を憂える議論が続いているが、教育心理学者である著者は、「機能的能力観のススメ」を説いて、「本当の学力、実力」とは何かをあらためて考え直す。また、エキスパートと呼ばれる人びとの方法をより具体的に取り上げ、どうすれば「たくましい知識」すなわち「本当の能力」を自分のものにすることができるのかを探る。「見てわかる力」「生みだす力」「問いを立てる力」「自尊心の力」などのキイ・ワードを用いながら、わかりやすく解説する。
第1章 能力のはたらき方(見てわかる力
生みだす力 ほか)
第2章 アイデンティティの力(蜜を集めないミツバチ
豊かさの功罪 ほか)
第3章 勉強法を考える(大工さんの世界
学校・大学を見直す ほか)
第4章 能力を生かす(国際化時代の能力
外国語への感覚 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。