シリーズ・人間学 1 「心」はあるのか

橋爪 大三郎

「心」の存在が疑われることは、あまりない。が、本当に「心」は存在するのだろうか? この問題を徹底検証し、私たちの常識を覆す。スリリングな社会学の試みだ。

シリーズ・人間学 1 「心」はあるのか
  • シリーズ:ちくま新書
  • 748円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:391
  • 刊行日: 2003/03/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:192
  • ISBN:4-480-05991-1
  • JANコード:9784480059918
橋爪 大三郎
橋爪 大三郎

ハシヅメ ダイサブロウ

橋爪大三郎(はしづめ・だいさぶろう):1948年生まれ。社会学者。大学院大学至善館教授。東京大学大学院社会学部究科博士課程単位取得退学。1989-2013年、東京工業大学で勤務。著書に『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『教養としての聖書』(光文社新書)、『死の講義』(ダイヤモンド社)、『中国 vs アメリカ』(河出新書)、『人間にとって教養とはなにか』(SB新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)など、共著に『ふしぎなキリスト教』『おどろきの中国』『おどろきのウクライナ』(以上、講談社現代新書)、『中国共産党帝国とウイグル』(集英社新書)などがある。

この本の内容

自分の気持ちが理解してもらえない、相手が何を考えているのか分からない。そんな悩みを抱えている人は少なくない。これらの悩みはみな、「心」の問題だと思われがちだが、その大半は、政治や経済、社会など、もっと広がりのある問題として考えるべきではないか。そもそも「心」という概念を、根本から問い直す必要があるのではないか。本書は、こうした問題意識から、これまで当然と思われてきた「心」の存在を多角的に検証し、私たちの常識を鮮やかに覆す。明晰かつスリリングな、社会学の試みだ。

この本の目次

1 人は「心」をどう論じてきたか(「心」はどう論じられてきたか
なぜ「心」があると思うのか
言葉はなぜ通じるのか ほか)
2 「心」を解く鍵―言語ゲーム(言語ゲームとは何か
言語ゲームは価値相対主義か
言語ゲームと「心」の働き ほか)
3 「心」の問題を解き明かす(愛と性を考える
言葉と倫理
美の感動と言葉 ほか)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可