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ちくま新書

シリーズ・人間学 5 「こころ」の本質とは何か

——統合失調症・自閉症・不登校のふしぎ

統合失調症、自閉症、不登校――。これら三つの「こころ」の姿に光を当て、「個的」でありながら「共同的」でもある「こころ」の本質に迫る、精神医学の試み。

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05995-6

Cコード

0211

整理番号

395

2004/07/05

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

マニュアル化された現代の精神医学は「こころ」を身体メカニズムの一種ととらえ、正常と異常の境界線をひいてゆく。これに対して本書は、「こころ」の病はけっして「異常」ではなく、人間の「こころ」の本質の、ある現われとして把握する。こうした立場から本書は、統合失調症、自閉症、不登校という三つの「ふしぎ」を取り上げ、「個的」でありながら「共同的」でもある「こころ」の本質に迫ってゆく。私たちの「こころ」を根本から考え直す上で示唆に富む、人間学的精神医学の試みである。

目次

第1章 「精神医学」とはどんな学問か(「人間学的精神病理学」という流れ
人間の原理論から症状論・局在論 ほか)
第2章 統合失調症というこころの体験(統合失調症のふしぎ
統合失調症の苦しみと三つの可能性 ほか)
第3章 「精神遅滞」と呼ばれる子どもたち(精神遅滞と自閉症
精神発達とはなにか ほか)
第4章 自閉症のこころの世界(自閉症の発見と研究のはじまり
カナーは自閉症をどうとらえたか ほか)
第5章 不登校と共同性(学校制度のはじまり
わが国の学校の成功 ほか)

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