ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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洋の東西を問わず、「悪女」の称号を与えられ、伝説を遺した女性は少なくない。「悪女」とは、いかなる女性を指すのか?男性中心の社会規律からはみ出した女性を、男たちは「悪女」と呼んで退けた。ところが時を経てみると、彼女たちはその時代をあざやかに象徴し、魅力をたたえて後世に甦る。本書は、時代を動かした、あるいは時代に翻弄された典型的な「悪女」を時系列に沿って選び、彼女たちを通してその時代と人を問う、きわめて非教科書的な歴史読み物。
禁断の匣を開けた悪女の始祖―パンドラ
嫉妬と復讐の殺人鬼―呂后
母子相姦も辞さぬ権力欲―アグリッピナ
傾国の佳麗―楊貴妃
権謀術数の果て―藤原薬子
権力争いに翻弄されて―イザボー・ド・バヴィエール
ルネッサンスに狂い咲いた黒百合―ルクレツィア・ボルジア
金の亡者も息子には弱い―日野富子
血ぬられた伯爵夫人―エリザベート・バートリ
毒薬に魅せられて―マリー・マルグリット・ドーブレ(ブランヴィリエ侯爵夫人)〔ほか〕
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