政治学を問いなおす

加藤 節

清算されない過去と国益が錯綜して、複雑化しつつある内外の状況に、政治学は何を答えられるか。国家や自由、暴力、憲法など政治学の最前線を歩きながら考える。

政治学を問いなおす
  • シリーズ:ちくま新書
  • 770円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:450
  • 刊行日: 2004/01/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-06150-9
  • JANコード:9784480061508
加藤 節
加藤 節

カトウ タカシ

加藤節(かとう・たかし):1944年長野県生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院博士後期課程修了。法学博士。政治哲学専攻。現在、成蹊大学名誉教授。著訳書に『近代政治哲学と宗教』、ロック『統治二論』など。 

この本の内容

政治は人間の運命を左右する力を持っているにもかかわらず、それを研究対象としている政治学は近年、そうした政治権力への緊張感を欠いている。内外を問わず、日本が様々な局面で厳しい選択を迫られている現在、政治学には何が出来るのだろうか。国家や自由、暴力、ナショナリズム、日本国憲法など、直面する問題を歴史的な展望のなかで検証し、新たな座標軸を提案する。

この本の目次

第1部 政治と政治学との間(政治の究極にあるもの
「自由」と「自由論」との間
国民・群衆・暴徒 ほか)
第2部 政治と暴力(政治と死
国家・デモクラシー・戦争
現代世界における政治と暴力)
第3部 現代史のなかの政治批判(近代日本と批判主義政治学
南原繁におけるナショナリズムと愛国主義
歴史・理論・実践のトリアーデ ほか)

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