グロテスクな教養
えんえんと生産・批判・消費され続ける教養言説の底に潜む悲痛な欲望を、ちょっと意地悪に読みなおす。知的マゾヒズムを刺激し、教養の復権をもくろむ教養論論!
- シリーズ:ちくま新書
- 814円(税込)
- Cコード:0200
- 整理番号:539
- 刊行日:
2005/06/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:256
- ISBN:4-480-06239-4
- JANコード:9784480062390
- 在庫 ×
「教養とは何か」「教養にはどんな効用があるのか」―。大正教養主義から、八〇年代のニューアカ、そして、現在の「教養崩壊」まで、えんえんと生産・批判・消費され続ける教養言説の底に潜む悲喜劇的な欲望を、出版社との共犯関係・女性や階級とのかかわりなど、さまざまな側面から映しだす。知的マゾヒズムを刺激しつつ、一風変わった教養主義の復権を目指す、ちょっと意地悪で少しさわやかな教養論論。
第1章 教養、あるいは「男の子いかに生くべきか」(教養死すとも
教養論をめぐる困難 ほか)
第2章 戦争、そして教養がよみがえる(学力低下を最初に嘆いた人物
教師は喜んでいるか ほか)
第3章 出版社、この教養の敵(教養のアント
いわゆる東大中沢事件 ほか)
第4章 女、教養と階級が交わる場所(禁句について
上野千鶴子なんか怖くない ほか)
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