「不利益分配」社会 ─個人と政治の新しい関係

高瀬 淳一

日本は今後しばらく「不利益」の分配・負担増の時代が続き、政治の役割が益々重要になる。市民が政治を見る目を磨くための、目からウロコの政治学入門。

「不利益分配」社会 ─個人と政治の新しい関係
  • シリーズ:ちくま新書
  • 748円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:612
  • 刊行日: 2006/08/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-06316-1
  • JANコード:9784480063168
高瀬 淳一
高瀬 淳一

タカセ ジュンイチ

1958年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、名古屋外国語大学現代国際学部・同大学院国際コミュニケーション研究科教授、早稲田大学社会科学部・商学部講師。専門は情報政治学。著書に『情報と政治』『情報政治学講義』(新評論)、『サミット』(芦書房)、『武器としての<言葉政治>』(講談社選書メチエ)、『「不利益分配」社会』(ちくま新書)など。

この本の内容

財政赤字という経済問題と、少子高齢化という社会問題を背景に、日本はこれからしばらく「不利益」の分配、負担増の時代が続く。どの政党のどの首相が政権についても、この時代の宿命は避けて通れない。こうした時代の政治がうまく機能できるかどうかは、「政治家の技量にたいする市民の判断力」と、「政治力」の復権にかかっている。「利益分配」から「不利益分配」への転換点となった、小泉政権以前・以後の政治文化のちがいを明らかにするとともに、不利益分配時代の個人と政治と社会の関係をとらえなおす、目からウロコの政治学入門。

この本の目次

序章 小泉クーデタの真相
第1章 「不利益分配政治」への移行
第2章 ゆらぐ日本の政治文化
第3章 不利益分配社会の国家像
第4章 政治力の復権
第5章 「見せる政治」と「魅せる政治」
第6章 デファクト首相公選時代
終章 首相の選び方

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