寝床で読む『論語』 ─これが凡人の生きる道
泣く子も黙る儒教の経典を、肩の力を抜いて読む等身大の自由訳。ありふれた日常を、楽しくかつ輝かしく生きるコツとは何か。人間・孔子の凄味と妙味を味わう。
『論語』といえば古典のなかの古典。泣く子も黙る儒教の聖典にして、道徳の一大体系である。そんな常識を捨てて虚心に向かうと、また別の読み方もできるみたい。凡庸な人間が、このありふれた日常を、楽しくかつ自分らしく生きるために、ほんとうのところ何が必要か、「ふつうの人間」である孔子は、そんなことを説いている(ように読める)のだ。再入門にもぴったり。肩の力を抜いて読む、等身大の自由訳『論語』。
第1章 いい加減できりあげる(ウソをつくのも楽じゃない
とりあえずやってしまおう ほか)
第2章 遊びごころを忘れない(好きだったらムダじゃない
いま遊べるならいま遊ぼう ほか)
第3章 ひとの目を気にしない(自分のツボはなんだろうか
むやみに目立ちたがらない ほか)
第4章 マンネリズムは楽しい(新しいものに飛びつかない
こんなワタシにだれがした ほか)
第5章 ほんとうに大切なもの(自然の流れに身をまかせる
とにかく老人をうやまおう ほか)
2007.12.11 美咲
高校生の時に初めて知った論語。その頃は難しすぎて理解できなかったけれど友人から薦められて読んだこの『寝床で読む論語』はわかりやすい訳で、文学的にセンスのない私でもすんなりと理解できました。
将来のことや仕事のこと、家族や友人関係、そして恋愛など・・・悩み多き今の私を救ってくれた一冊です。
この本を読んで、自分の気持ちを決めることができました。
古典の中の古典である論語。それを現代に生きる私達に、わかりやすく解釈してくれた『寝床で読む論語』。
感謝です。
アリガトウゴザイマシタ^^。
2007.5.03 ゆり
大型連休のモルディブ旅行のために購入しました。うだるような暑さのビーチで読むので気楽に読めるものを本屋で直に探しました。山田史夫さんプロフィール写真の皇太子のようなお顔と真面目そうな経歴で小難しいのかと投げようと思いましたが最後の(ただしヘボ、ヘタ)で思い直しました!ゲラゲラ笑いがでるようだったり妙に頷いて納得したりでとても興味深く読むことができました。毎年GWに海外に行くのですが、息も苦しくなるような目も霞む様な炎天下のビーチで本はだいたい2-3ページで思考が止まってしまう中、今回のちくま新書の寝床で読む『論語』 ─これが凡人の生きる道は最高でした!
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