日本を教育した人々
教育立国日本を再定義する
資源に乏しい島国・日本にとって、未来のすべては「人づくり」にある。吉田松陰、福沢諭吉、夏目漱石、司馬遼太郎を例に、劣化する日本の再生の可能性を考える。

- シリーズ:ちくま新書
- 748円(税込)
- Cコード:0237
- 整理番号:691
- 刊行日:
2007/11/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:208
- ISBN:978-4-480-06390-8
- JANコード:9784480063908
- 在庫 ×
極東の島国で資源にも乏しい日本は、「教育」を半ば国民的な「宗教」として国力を築いてきた。ところが今日、いじめや学力崩壊によって、その「教育」が壊れつつある。背景には社会的国民的紐帯の解体という、より深刻な問題が横たわっている。日本人を日本人たらしめた教育とは、どのようなものだったのだろうか。日本を教育したといえる、松下村塾の吉田松陰、慶応義塾の福沢諭吉、木曜会の夏目漱石、戦後日本人に巨大な影響を与えた司馬遼太郎を例に、彼らの言説と行動の教育作用の分析をとおして、その問いに答える。
第1章 吉田松陰と沸騰する情熱の伝播(革命家の孵化器「松下村塾」
漢学に培われた松陰の日本語能力 ほか)
第2章 福沢諭吉の「私立」という生き方(いまだに影響力を持つ実際的な教育者
カラリとした精神と合理的な性格 ほか)
第3章 「夏目漱石」という憧れの構造(教師に不向きな教育者
近代日本語の土台をつくる ほか)
第4章 日本史をつなぐ司馬遼太郎(「日本人とは何か」という問い
日本人としてのアイデンティティを教える ほか)
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