ヒトの心はどう進化したのか ─狩猟採集生活が生んだもの

鈴木 光太郎

5万年前、人間は完成した。

ヒトはいかにしてヒトになったのか? 道具・言語の使用、文化・社会の形成のきっかけは狩猟採集時代にあった。人間の本質を知るための進化をめぐる冒険の書。

ヒトの心はどう進化したのか ─狩猟採集生活が生んだもの
  • シリーズ:ちくま新書
  • 858円(税込)
  • Cコード:0245
  • 整理番号:1018
  • 刊行日: 2013/06/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-06720-3
  • JANコード:9784480067203
鈴木 光太郎
鈴木 光太郎

スズキ コウタロウ

1954年宮城県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、新潟大学人文学部教授。専門は実験心理学。著書に『ヒトの心はどう進化したのか』 (ちくま新書)、『動物は世界をどう見るか』(新曜社)、訳書にべリング『ヒトはなぜ神を信じるのか』(化学同人)、テイラー『われらはチンパンジーにあらず』(新曜社)等多数。

この本の内容

チンパンジーと共通の祖先から分かれておよそ六〇〇万年。この六〇〇万年という時間をかけて、私たちヒトは進化を遂げた。進化したのは身体的な特徴に限ったことではない。ヒトの「心」の特性や能力も、環境に適応するなかで、とりわけ狩猟採集生活を送るなかで進化した。それは、普段、なにげなく行なっている行為や行動のなかに見てとることができる。なにが私たちヒトをヒトたらしめているのか、なにが私たちの特徴なのか、これらの問題に「心」の進化の視点から迫る。

この本の目次

第1部 ヒトをヒトたらしめているもの―ヒトの6大特徴(600万年前―分岐点
すべては直立二足歩行から
ホモ・モビリタス―すべての大陸へ ほか)
第2部 狩猟採集生活が生んだもの―家畜、スポーツと分業(狩猟採集民としてのヒト
動物を飼いならす
ヒトのよき相棒―イヌ ほか)
第3部 ヒトの間で生きる―ことば、心の理論とヒトの社会(おとなになるまでの長い時間
ホモ・ソシアリス―ヒトの社会
顔の記憶 ほか)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可