高橋雅延
( たかはし・まさのぶ )1958年生まれ。京都教育大学卒業後、京都大学大学院教育学研究科修了。京都大学助手、京都橘大学助教授などを経て、現在、聖心女子大学教授。ハイデルベルク大学(ドイツ)、ビクトリア大学(ニュージーランド)、ルーヴェン大学(ベルギー)、フリンダース大学(オーストラリア)の客員研究員を歴任。専門は認知心理学。著書に、『変えてみよう! 記憶とのつきあいかた』『認知と感情の心理学』(岩波書店)、『記憶のふしぎがわかる心理学』(日本実業出版社)などがある。
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記憶力を強くしたい!もの忘れをなくしたい!そのような願望から記憶力を増強させる方法は様々語られてきた。一方、つらい思い出を忘れたい、嫌な経験をなかったことにしたいと、忘却を操作したい思いもある。では、人間はどこまで記憶を操作することができるのだろうか。簡単に試すことができる思い出す訓練から「数字に色がついて見える」といった特殊な能力まで、これまでの多くの実験や研究から見えてきた記憶の不思議に迫っていく。
第1章 「忘れる」とはどういうことか?
第2章 「忘れられない」の正体
第3章 「思い出せない」理由
第4章 記憶は意識を超えていく
第5章 忘れないと覚えられない
第6章 記憶を強くするヒント
終章 忘却を使いこなす
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