「反日」中国の文明史

平野 聡

超大国の夢か、混沌の淵か
古今を貫く歴史のジレンマ!

文明への誇り、日本という脅威、社会主義と改革開放、矛盾した主張と強硬な姿勢……。驕る大国の本質を悠久の歴史に探り、問題のありかと日本の指針を示す。

「反日」中国の文明史
  • シリーズ:ちくま新書
  • 924円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1080
  • 刊行日: 2014/07/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-06784-5
  • JANコード:9784480067845
平野 聡
平野 聡

ヒラノ サトシ

1970年、横浜市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院法学政治学研究科准教授。博士(法学)。専門はアジア政治外交史。博士論文を出版した『清帝国とチベット問題』(名古屋大学出版会)で、2004年にサントリー学芸賞受賞。2007年に『興亡の世界史第17巻大清帝国と中華の混迷』(講談社)がある。

この本の内容

中国は雄大なロマンの大陸か。巨大で底知れぬ混沌か。多くの国々に取り囲まれている中国は、周辺国に対して、必要以上に強硬になりがちである。日本の歴史は、ある意味でその姿をとらえようとして成功と失敗を繰り返してきたようなものだった。いま、超大国として台頭してきた中国は、自らの立場に沿って周辺国を変えようとしている。いったい現代中国は何者なのか。この「驕った大国」の本質を悠久の中国史に探り、問題のありかと日本の指針を示す。

この本の目次

序章 習近平時代と「中国夢」
第1章 自足と調和の中国文明
第2章 揺らぐ「礼」と「夷狄」の関係
第3章 近代国際関係と中国文明の衝突
第4章 日本的近代という選択
第5章 社会主義という苦痛
第6章 「中華民族」という幻想
第7章 不完全な改革開放と文明衰退論―六四天安門事件への道
第8章 高度成長は中国に夢をもたらしたか
終章 尖閣問題への視点

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