米朝らくごの舞台裏

小佐田 定雄

桂米朝師匠が、上方落語の来歴や芸の要諦を親しく教えてくださった、その記録。

上方落語の人間国宝・桂米朝の、演題別決定版ガイド。舞台裏での芸談やエピソード、歴史を彩る芸人たちの秘話を、書籍音源映像ガイドとともに書き記す。

米朝らくごの舞台裏
  • シリーズ:ちくま新書
  • 946円(税込)
  • Cコード:0276
  • 整理番号:1123
  • 刊行日: 2015/04/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-06826-2
  • JANコード:9784480068262
小佐田 定雄
小佐田 定雄

オサダ サダオ

1952年、大阪市生まれ。落語作家。77年に桂枝雀に新作落語『幽霊の辻』を書いたのを手始めに、米朝一門を中心に落語の新作や滅んでいた落語の復活、東京落語の上方化などを手がける。これまでに書いた新作落語は200席を超える。近年は上方落語だけでなく、東京落語や、時には狂言の台本も手がけている。90年に第7回咲くやこの花賞、95年に第1回大阪舞台芸術賞奨励賞を受賞。著書に「落語大阪弁講座」(平凡社)、「5分でらくごのよみきかせ」全三巻(PHP研究所)、「上方落語のネタ帳」(PHP研究所)などがある。

この本の内容

桂米朝の落語は、速記、本人執筆による論文、エッセイが数多く刊行されている。それらは落語という芸能全体について後世に遺される貴重な資料となっている。筆者は中学生のころラジオ番組のリスナーとして米朝と出会い、その後、門人の桂枝雀に台本を提供したことから、米朝からも親しく教えを受ける機会を得た。「桂米朝落語研究会」の反省会、米朝が一門の落語を聞いた後、丁寧にダメ出しをしていた場などにも同席、教えの一部を垣間見、ノート10冊に書き留めた。上方落語中興の祖・桂米朝の芸談、ネタや本人にまつわるエピソード、古い芸人たちの思い出話などを、演題解説とともにつづる。また米朝の、活字、音源、映像についての莫大な資料情報も掲載。

この本の目次

第1章 米朝精選40席―演題別につづる舞台裏噺(足上がり
愛宕山
池田の猪買い
一文笛
稲荷俥 ほか)
第2章 活字と音と映像と

読者の感想

2015.5.12 山本孝一

「米朝らくごの舞台裏」を読ませていただきました。
むちゃくちゃ面白い。


よくぞこれだけさまざまなエピソードを記録されていたものです。さすが小佐田さんだと思いました。
小佐田さんにしか書けない本でしょう。
先月NHKの「クローズアップ現代」で米朝さんを特集してましたがゲストがもうひとつピンときませんでした。どうして小佐田さんを呼ばなかったのかNHKに文句を言ってやろうかと思ったほどす。
私は桂米朝さんから枝雀さん、雀三郎さんへと続く米朝落語を楽しませてもらっていますし、好きなプロレスでは力道山からアントニオ猪木の試合を堪能できたし、SFでも星新一、小松左京、筒井康隆、半村良と言った方々の作品をリアルタイムで読めました。その意味で言うと一番幸せな世代だったのではないかと思います。
ラジオでも「題名のない番組」と「ゴールデンリクエスト」と週に2回も米朝さんの番組を聞けたなんて時代は今から思うと夢のようです。
小佐田さんのノートにはまだまだエピソードが載っているでしょう。ぜひ続編「帰ってきた、米朝らくごの舞台裏」続いて「荒野の~」「夕日の~」「米朝らくごの舞台裏の復活」「米朝らくごの舞台裏の花嫁」「米朝らくごの舞台裏の息子」と書き続けてほしいものです。
それから「まくら」の4ページに「米朝スポットショー」が京都会館で開催されたとありますが、あのイベントは烏丸通丸太町にあった「府立勤労会館」だったと思います。
私の高校(桂文太さんが3年後輩です)では当時文化祭の発表会はこの府立勤労会館だったので、合唱やらクラスの芝居で舞台に出たときに、米朝さんもこのステージに立ってはったんやなぁと思った記憶がありますので。
ほんとうに楽しい本をありがとうございました。

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