チームの力 ─構造構成主義による”新”組織論
最強の実践理論!
一人の人間の力はささやかでもチームを作れば“巨人”にだってなれる。独自のメタ理論を応用し、チームの力を最大限に引き出すための原理と方法を明らかにする。
一人の人間にできることは限られている。でも、チームを作れば“巨人”にもなれる。チーム作りとは希望を作ることでもあるのだ。「日本最大級の支援プロジェクト」を運営した著者が、独自のメタ理論「構造構成主義」をベースに説く、チームのための新しい組織論。チーム作り、リーダーシップ論、戦略の立て方、モチベーションを引き出す極意、トラブル解消法など、チームの力を最大限に伸ばす原理と方法を明らかにする。
序章 『進撃の巨人』の“巨人”とは何か
第1章 なぜ未曾有のチームができたのか
第2章 どんなチームを作るのか―「価値の原理」(チームの骨格―目的・理念・ビジョン
リーダーシップとは何か)
第3章 ブレないチーム運営―「方法の原理」
第4章 機能するチームとは―「人間の原理」(適材適所とモチベーション
信念対立の回避と解消)
2015.5.15 ぶ~たろう
この本では、「いわゆるエビデンス」に基づくとされる様々なチーム理論書と異なり、いうならば「ノー・エビデンス」チーム論を展開されています。「いわゆるエビデンス」にはまだまだ共通理解を得がたい部分が含まれていて、提唱者を含め一部の人には腑に落ちるかもしれませんが、反論者含め同意できない人もいます。その一方でこの本を通奏低音として基盤をなす「原理に基づく理路」は共通理解性を高める記述を成しています。
この本の独特のアプローチは、科学崇拝に傾いた考え方を見つめ直す好機ともなります。単なるチーム論を越えた素晴らしい1冊です。
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