ふしぎな部落問題

角岡 伸彦

もはや差別だけではこの問題は語りきれない。歴史、メディア、地域といった観点から、様々な捻じれが発生する共同体の未来を探る。

ふしぎな部落問題
  • シリーズ:ちくま新書
  • 990円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:1190
  • 刊行日: 2016/06/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-06896-5
  • JANコード:9784480068965

この本の内容

二〇〇二年に同和対策事業が終了した。しかし、それは部落差別がなくなったことを意味するわけではない。インターネット上には、どこが部落か、などといった情報が氾濫している。一方、差別を解消しようとする部落解放運動も時を経て、変化を余儀なくされている。「歴史」から学び、「メディア」によって現在を知り、「地域」から未来の方向性を模索する、これまでにない部落問題の決定版。

この本の目次

第1章 被差別部落一五〇年史(差別がなければ存在しなかった
身分制度は廃止されたが… ほか)
第2章 メディアと出自―『週刊朝日』問題から見えてきたもの(悪意に満ちたタイトルと内容
過剰なまでの家系重視 ほか)
第3章 映画「にくのひと」は、なぜ上映されなかったのか(大学生が屠場を撮影
上映に「待った」がかかる ほか)
第4章 被差別部落の未来(不安と葛藤―部落解放運動の勃興期
継承と挑戦―部落解放運動の転換期)

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